恋人たちが永遠の愛の象徴として、自分たちの名前を刻んだ南京錠を門や橋などの公共設備にかける「愛の南京錠」という儀式が、フランス、中国、オーストリア、チェコ、セルビア、スペイン、メキシコ、北アイルランドなど、世界中に広がっています。公共施設を管理する人たちの中には、これは迷惑行為だと言う人がいます。あまりにも多くの南京錠が付けられて、事故にでもなったら大変だと不快に思います。一方で、これは献身的な愛の表現であり、美しい芸術だと捉える人もいます。

主イエスは、私たちに対する真実で永遠の愛を「公共の場」で示してくださいました。すなわち十字架です。私たちの罪を贖うためにご自分のいのちをささげて、愛を示されました。そして今日も、日々愛を示しておられます。「救い」とは、永遠の滅びを免れるという約束だけではありません。それは、日々赦されつづけるという体験です。「大丈夫!」と日々安心させられ、必要を満たしていただく体験です。主と結び合わされる中で恵みを体験することです。使徒パウロは、人間関係について「愛のうちに歩みなさい」(エペ5:2)と促していますが、その基盤になっているのは、私たちに向けられたイエスの愛です。

天の父の愛は、私たちを忍耐強くし、親切にすることができます。神は、御子によって究極の模範と究極の方法を示し、私たちは御子によってそれらを受けることができます。