アメリカのテレビで「チャーリー・ブラウンのクリスマス」が50年前に初放映されました。テレビ局には、聖書のみことばを引用すると視聴者から苦情が来るのではないかと心配する声がありましたが、作者のチャールズ・シュルツは、これは絶対にはずせないと主張しました。結局、この番組は大ヒットし、それ以来、毎年のように再放送されています。

チャーリー・ブラウンは、子どものクリスマス劇の監督になりましたが、クリスマス商戦のはげしさに阻まれ、うまくいきません。それで、「クリスマスっていったい何?」と尋ねると、ライナスが聖書を開きました。「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。』すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。『いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように』」(ルカ2:11-14)。そして、「これがクリスマスだよ」と言いました。

期待と不安に心が揺れるこの季節、改めてその意味を考えてみませんか。ヨセフ、マリヤ、御子イエス、そして救い主の誕生を告げる天使、というおなじみの物語には、神の偉大な愛が込められています。