工事の現場監督をしていたティムが、事故で亡くなりました。彼は、家族や仕事仲間、地域の人たちを大切にしていたので、多くの人が悲しみました。葬儀の参列者が多すぎて、彼の通っていた教会には入りきれず、大きな会場を借りてもいっぱいになりました。ティムは、彼にしかできない方法で周囲の人々を愛しました。彼の親切、ユーモア、そして人生を喜んで楽しむ姿を、多くの人が惜しみました。

ヨラム王とは正反対です。ヨラム王のことは、歴代誌第二21章に記されていますが、自らの地位を強固にするために兄弟や国の主だった人たちを殺し、恐怖政治を行い、また国民に偶像を礼拝させました。聖書は「彼は人々に愛されることなく世を去った」と語ります(20節)。歴史に名を残すために残虐な統治をしたヨラムは、確かに名を残しましたが、邪悪で自分本位な王として名を残したのです。

イエスもまた王でしたが、「しもべ」として世に来られました。良い行いをして回ったために権力者にねたまれ、その中で、ご自分の命を自ら捨てられました。

自分のためだけに生きるのが人生ではないという証は、イエスが遺された遺産です。イエスは、ご自分を求める人を包み込む、力強い救いの御手を持っておられます。このお方と生きることが人生です。