あるジャーナリストには、青いペンを使わないという奇妙な癖がありました。ある日、同僚が「買い物に行って来ますが、何か必要なものはありますか?」と尋ねると、ペンをお願いしたいが、「青以外を」と言いました。「青はいらない。青は嫌いだから。青は重すぎる。ボールペンを12本、買ってください。でも、青はいらないから」と言いました。さて翌日、同僚がボールペンを持って来ましたが、なんと全部青でした。説明を求められると、「だって、青、青って何度も言うから。それだけが印象に残っちゃったんですよ」と弁解しました。言葉の繰り返し効果は、てきめんでした。しかし残念ながら、狙った効果の逆でした。
イスラエルに神の律法を取り次いだモーセも、民を指導するときに、よく繰り返しを用いました。例えば、神の律法に忠実でありなさいと30回以上も繰り返しました。神に聞き従うならいのちと繁栄につながり、神に背けば、滅びの道に至ると説いたのです(申30:15-18)。しかし、その結果といえば、モーセの期待と真逆でした。
神を愛する私たちは、主の道を歩みたいと思います。従わなかったら罰が当たるからではなく、愛しい主イエスに喜んでいただくことが、私たちの喜びだからです。これは、心に留めるべき良い言葉です。
親愛なる主よ、あなたの霊が記された物語を読むとき、聖霊が 教師となってくださいますように。神のみこころを聞くときに、 神に従う道を歩むことができるように導いてください。
神を愛するなら、神のために生きようと思う。