紀元前444年の第7の月の初日、太陽が昇ると、エズラはモーセの律法(創世記から始まる聖書の最初の五書)を読み始めました。彼は、エルサレムの水の門の前の広場で、民の前に据えられた木の台に立ち、6時間ぶっつづけで朗読しました。

男も女も子どもたちも、神が定められた「ラッパの祭り」(レビ23:23-25参照)を再興しようと集まって来て、この朗読を聞きました。人々の反応は真摯なものでした。

まず、エズラが律法を開くと、民はそれに敬意を表すために立ち上がりました(ネヘ8:5)。そして、神をほめたたえようと手をあげ、「アーメン」と言いながら賛美し、地にひれ伏し、かしこんで礼拝しました(6節)。律法の書が読まれ、説明されると、民は注意深く聞きました(8節)。主がイスラエルのために命じられたことが(1節)、再建されたイスラエルの壁の内側で朗読されたのです。何と素晴らしい一日だったことでしょう。

エズラの朗読の様子を読むとき、神の御言葉は今もなお、賛美と礼拝、そして学びの源になるべきだと再確認させられます。聖書を読んでキリストのことをもっと学び、神を賛美し、礼拝しましょう。そして、主が私たちに今、何を語っておられるか、それを知るように努めましょう。