人類学者アンソニー・グレーシュは、冷蔵庫の扉を見れば、その人の大切なものが分かるといいます。彼の研究班がロサンゼルスで調査したところ、各家庭の冷蔵庫の扉には、学校の予定や家族の写真、子どもの描いた絵など、平均52のものがマグネットなどで留められていました。冷蔵庫は思い出の貯蔵庫でもあるのです。

神は、写真や記念品、みことばカードなど、形のあるものによって、ご自分の真実を思い出させてくださいます。そして、神のみことばに従っていこうと、私たちの背中を押してくださいます。イスラエル人がカナンの地に入る直前、モーセは「これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家にすわっているときも、道を歩くときも、これを唱えなさい。…これをあなたの家の門柱と門に書きしるしなさい」と語りました(申6:7、9)。

目につきやすい場所に聖書のみことばを掲げておくと、「あなたは気をつけて、あなたを…奴隷の家から連れ出された主を忘れないようにしなさい」(12節)という警告を忘れないでしょう。

みことばに従っていけば、必ず世話をしてあげるので大丈夫ですよと、神は今日、私たちに再度語ってくださり、私たちを励ましてくださいます。