以前、勤めていた会社でリストラされたとき、とても動揺しました。編集者という仕事は、自分が自分であるために欠かせないと考えていたので、かなりショックでした。最近、フリーランスの仕事で、契約更新はないと言われました。とても悲しかったのですが、あの時のように土台を揺るがす激震にはなっていません。これまでの経験で、神が真実なお方で、私の悲しみを喜びに変えてくださると分かっているからです。

私たちは堕落した世界に住み、痛みと失望を経験します。しかし、イエスの到来を告げるイザヤの預言のように、神は、私たちの悲しみを喜びに変えてくださいます(イザ61:1-3)。主は、失望のときに希望を与え、赦せなくて辛いとき赦せるようにしてくださいます。また、自分の価値は仕事にではなく、主ご自身の中にあると教えてくださいます。主は、灰まみれになった私に賛美の衣を優しくかけてくださり、先の見えない将来に立ち向かう勇気をくださいます。

何かを失ったとき、悲しみから逃げてはいけません。恨んだり、かたくなになってもいけません。神は、今までずっと変わらず守ってくださいました。これからも、嘆きを踊りに変えてくださいます (詩30:11)。この世では十分な恵みを、そして天国では完全な喜びを与えてくださいます。