お気に入りの服を着て、4歳のアッシャーは嬉しそうでした。それは、ワニが頭に噛みついたかに見えるフードのついたパーカーです。ママは、久しぶりに友人宅を訪れるのだから、きちんとした服装をさせたいと思っていました。それで、「その服はお呼ばれにふさわしいかしら…」と言うと、彼は自信たっぷりに「もちろん!」と応じました。アッシャーは、それを着ていくと決めていました。

元気いっぱいのアッシャーは、伝道者の書3章12節、「人は生きている間に喜び楽しむほか何も良い事がない」を地で行っています。伝道者の書はイメージが暗いと誤解されがちですが、それは神の視点ではなく、人間の視点で書かれているからです。

著者ソロモン王は「働く者は労苦して何の益を得よう」(9節)と問いますが、それでも、希望の光が随所にあります。また、「人がみな、食べたり飲んだりし、すべての労苦の中にしあわせを見いだすこともまた神の賜物である」(13節)と語っています。

神を畏れ、私たちを愛するがゆえに神が命じられたことに従いましょう。神は人生を目的や意味、喜びなどで満たしてくださいます。私たちは、良いものをくださる神に仕えています。「神のなさることはみな永遠に変わらない」(14節)のですから。