草地に小さな花がぽつりと咲いていました。イギリスの詩人トマス・グレイが詩で書いたように、私はこの紫の花は、荒野で無駄に咲いていると思いました。この花にわざわざ目を留める人はいないでしょう。それなのになぜ、ここで美しく咲いているのでしょう。

自然に無駄な物はありません。自然は日々、創造主の真実、善、そして美を語っています。私たちは自然の中に神を見ているでしょうか。それとも無頓着でしょうか。自然は、自分を造ったお方の素晴らしさをたたえています。日の出の輝きや花の美しさ、うっそうと茂る木々…。それを見て、神に感謝し、神を拝することができるはずです。

イギリスの文学者C.S.ルイスは、ある夏の暑い日に友人といっしょに森を散策したときのことを記しています。どうすれば神に対する感謝の心を養えるのだろうかと友人に尋ねると、彼は小川に入っていき、手と顔に水をバシャッとかけながら、「ここから始めたら?」と言いました。ルイスはそのとき、大切な原則を学んだと言います。つまり、「今いる所から始める」という原則です。

滝の水しぶき、柳をゆらす風、小鳥のさえずり、野の花…。あなたもここから、神に感謝することを始めませんか。