生まれたばかりの息子を遠方の病院に航空搬送すると言われました。生命に関わる異常が見つかり手術が必要なのだそうです。私は不安で押しつぶされそうで、必死に神を求めました。愛に満ちた神がこんなことをなさるのだろうか。神はここにおられるのだろうか…。さまざまな思いが襲ってきて、私の信仰を揺るがしました。

夫が来て説明を受けました。そして医者が部屋を出ていくと、「ジョリーン、いっしょに祈ろう」と言いました。私がうなずくと、彼は私の手を取り、「父よ、息子アレンを感謝します。しかし神さま、息子はあなたのもので、私たちのものではありません。あなたは、私たちがアレンを知るずっと前から彼を知り、愛しておられます。私たちがそばにいられない時、どうかそばにいてやってください。」

夫のハイラムは口数の少ない人です。自分の思いをなかなか表現できず、私がおしゃべりなので、わざわざ口を開くこともありません。しかし、私の心がしおれて信仰が揺れ動いた日、神は、私には言えないことを言う力を夫に与えてくださいました。私は、夫の手にすがりつきながら、長い間泣いていました。そして、神がすぐそばにおられるのを感じていました。