温暖な米国南部で育ったので、北部に引っ越すと、雪道の運転に手こずりました。初めての厳しい冬は、雪の吹きだまりで3度も立ち往生しました。しかし、数年を経て、雪道の運転にも慣れてきました。実のところ、慣れすぎて注意を欠いたようです。凍結した路面でスリップし、道端の電柱に突っ込んでしまいました。

幸い、けがをした人はいませんでしたが、大切なことを学びました。慣れは危険です。細心の注意を払わず、惰性で運転していたのです。

同じように、私たちは霊性についても警戒心を持つべきです。使徒ペテロはキリスト者たちに、ぼーっと日々をやり過ごすのではなく、「目をさまして」(Ⅰペテ5:8)いなさいと警告しました。悪魔は私たちを滅ぼそうと動き回っているので、私たちも活発に働き、誘惑を打ち払って堅く立たなければなりません(9節)。しかし、自力で頑張らなくてもよいのです。神は、苦しみの時にともにいて、私たちを堅く立たせ、強くし、不動の者にすると約束してくださいます(10節)。私たちは悪に用心深くなるように、また、すぐに抵抗できるように、神の力によって学び続けましょう。そして神に従い続けましょう。