バーバラは1960年代のイギリスで、政府の養護を受けていましたが、16歳になった時、生まれたばかりの息子サイモンを抱えてホームレスになりました。行政の支援は15歳までだったからです。わらにもすがる思いで女王に手紙を書いたところ、何と返事を受け取りました。女王は彼女をあわれみ、家をくださったのです。
女王にはバーバラを助ける力があり、その慈悲は、神の助けの幾分かを反映しています。王なる神は、私たちの必要をご存知で、私たちの人生に主権者としてかかわられます。同時に、私たちが愛の絆を信じて自発的にみもとに進み出て、自分の必要や心配事を打ち明けることを願われます。
イスラエル人は解放を願いました。奴隷の苦しみから助けて欲しいと叫んだのです。聖書は語ります。「神はイスラエル人をご覧になった。神はみこころを留められた」と(出2:25)。神はモーセを任命され、ご自身が導いて「広い良い地、乳と蜜の流れる地」に上らせると宣言されました(3:8)。
神は、私たちがみもとに来ることを喜ばれます。私たちの思い通りにはならないかもしれません。しかし、神は私たちの必要をご存知の賢明なお方なので、格別に取り計らってくださいます。神の主権と神の愛の備えにゆだねましょう。
神に与えてくださいと祈ることが、なぜ大切なのでしょう。それが何であれ、神の供与に安心してゆだねることを、どうすれば学べるでしょう。
いつくしみの神よ、私の必要についてお話できることを感謝します。主が与えてくださったもので満足できるように助けてください。