孫が暖炉の上にぬいぐるみを置いたので、化繊の毛が溶けて耐熱ガラスを汚しました。ところが、取扱店の人が、それをよみがえらす「生活の知恵」を授けてくれたのです。ガラスは新品同様になり、暖炉付近にぬいぐるみを置くのは禁止になりました。

「生活の知恵」を持ち出した理由は、聖書を良い人生のための知恵の本だと考える人が多いからです。確かに聖書には、キリストに栄光を帰する敬虔な生き方が多々記されています。しかし、それだけが目的ではありません。聖書は人類の最大の問題に対する解決策を提供しています。それは、罪と永遠の滅びからの救済です。

救いの約束は、聖書の冒頭、創世記3章15節に登場し、最後のヨハネの黙示録、新しい天と新しい地の希望(黙21:1-2)まで続きますが、一貫して説かれているのは、神は、人を罪から救い、ご自分との絆を回復させる永遠の計画を持っておられるということです。どの物語も、どの教訓も、人間の最大の問題を解決できる唯一のお方、イエスを指し示しています。

聖書を読むときは、イエスとその救い、そして神の子とされた私たちの生き方を探求するのだと認識しましょう。主イエスはすべてを解決する道を提供されました。