ジャクソンは幼い頃からアメリカ海軍の特殊部隊に入ることが夢でした。肉体を鍛え自己犠牲を強いる生活に何年も耐え、ついに訓練生が「地獄週間」と呼ぶ、厳しく徹底的な訓練に進みました。ところが、彼の体力では耐えきれず、脱落すると司令官と仲間たちに告げる鐘を仕方なく鳴らしました。大抵の人にとって、これは挫折でしょう。ジャクソンも非常に落胆しました。しかし、この挫折が生涯の仕事の準備だったと、後で分かりました。

使徒ペテロも挫折を経験しました。彼は、投獄されても殺されても、イエスに忠誠を誓うと大胆に宣言しましたが、結局、イエスなど知らないと言ってしまい、激しく泣きました(ルカ22:33、60-62節)。しかし、神には挫折を超えるご計画がありました。主イエスは、ペテロが知らないと言うより前に「わたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません」(マタ16:18、ルカ22:31-32も参照)と言っておられたのです。

あなたにも歩みつづける価値や資格が無いと葛藤するような挫折がありますか。失敗を認めても、それによって、神の大きなご計画を見失わないようにしましょう。