夫のアランは、ナイターの野球場で打球を夢中で追いかけ、暗い隅のフェンスに突っ込んでしまいました。その晩、アイスパックを手渡しながら「大丈夫?」と聞くと、「チームの誰かが警告してくれたら、痛い目に遭わなかったのに」と言いました。チームはメンバーが協力すると機能します。フェンスがあると誰かが大声で教えてくれたら、夫はけがをせずにすんだかもしれません。

聖書は、教会の人たちがチームのように協力し、互いを守るべきだと教えています。クリスチャンの他の人に対する態度は、神の関心事だと使徒パウロは語ります。ひとりの行動が全体に影響を与えかねないからです(コロ3:13-14)。お互いが自ら進んで相手に仕え、一致と平和を熱心に求めるなら、キリストの教会は前進します(15節)。

パウロは感謝にあふれて賛美の歌を歌い、「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、…なさい」と教えています(16節)。私たちは愛と誠意に満ちた人間関係の中で、互いを守り、互いを励ましていけるはずです。そして神に従い、神をほめたたえることによって、ともに前進し、成長していくのです。