孫ふたりがミュージカルのオーディションを受けましたが、手にしたのは「花」の役でした。しかし、ふたりは友だちが大役を射止めたことに興奮していると言います。自分の結果に落胆する以上に、友人の喜びを共有しているのだそうです。

キリストのからだもこうでなくてはいけません。どんな教会にも「主要な役」という立場が、また、不可欠なのに目立たない立場もあります。「主要な役」につけなくても、ついた人たちを励まし、自分の「目立たない役」を忠実に果たしましょう。

実際、人を助けて励ますことは、神を愛することです。ヘブル人への手紙6章10節は、「神は…あなたがたの行いを忘れず、あなたがたがこれまで聖徒たちに仕え、また今も仕えて神の御名のために示したあの愛をお忘れにならない」と語ります。また「それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい」(Ⅰペテ4:10)とも述べています。

神の贈り物で重要でない物はありません。神にいただいた各々の賜物を、神の栄光のために忠実に用いている教会を想像してください (ヘブ6:10)。そこには喜びがあるでしょう。