フィリピンの家庭は、特別な日、つまり誕生日や結婚式、地域の祭りやクリスマスなどを派手に祝います。ご馳走をいっぱい作り、みんなで食卓を囲んで、お馴染みの物語や古いジョークを語り合い、笑って陽気に過ごします。そして満腹になるとカラオケに合わせて歌います。多くのフィリピン人は、食べて歌うなら大いに満足するのです。

ダビデは、豊かな食事で満ち足りていたと詩篇63篇で語ります。ダビデ王の食卓です。さぞかし豪勢だったと思うでしょう。しかし、この詩篇は、宮殿ではなく、彼が息子アブシャロムから逃げて砂漠にいたときに書かれたのです。ダビデは、飢え渇き、衰弱していました。将来は不透明で、富や権力どころか、家族さえ失うかもしれません。

彼にとって最も大切なものが、この状況だからこそ明らかでした。ダビデは、ワインではなく、神を渇望していました(詩63:1)。神に満たされることが、ご馳走で満腹になるより大切だったのです。神の恵みは、いのちにもまさると語ります(3節)。

今、あなたの健康、金銭、人間関係などに暗雲が立ち込めていますか。どんな状況下でも、ダビデに倣って、神を信じましょう。神の恵みはいのちにまさるからこそ、心を込めて喜びの歌を神にささげましょう。