アラスカのルート氷河を歩いている時、ティムは、未知なるものに遭遇しました。彼は、氷河の研究者ですが、大量の鮮やかな緑の苔玉を初めて見ました。その後、長年、同僚と調査し、その「氷河ネズミ」は、木の苔と違って何にも付着していないばかりか、何と、動物の群れのように揃って動くことが分かりました。初めは、風に吹かれたり、転がり落ちたりしていると考えましたが、調査を続けると、その仮説は排除せざるをえなくなりました。

この苔玉がどうやって動くのかは、まだ正確には分かっていません。この種の不思議は、神の創造性を強く印象づけます。神は世界を創造されたとき、地に植物を「芽ばえさせよ」と命じられましたが(創1:11)、そこには「氷河ネズミ」も含まれていました。残念ながら、氷河を訪れないかぎり、私たちはそれを直には見られないのですが……。

このもこもことした緑の玉は、1950年代に発見されてから、科学者を魅了してきました。神は、ご自分の造られた植物をご覧になり、それを「良し」と宣言されました(12節)。私たちの周りの植物たちは、その一つ一つが神の創造の力を示し、創造主たる神を拝するように招いています。私たちは自然を喜び楽しみます。それらは「良し」なのですから。