ジェーンは10代の息子の「やってない!」という言葉に落ち込みました。それはうそだと分かっています。彼女は神の助けを祈りつつ、もう一度尋ねました。しかし、息子はうそではないと言い張ったので、お手上げという身振りをしました。怒りを静めるため、その場を離れようとしたときに、肩に手が触れ、彼が謝る声がしました。息子は聖霊に示されて悔い改めたのです。

旧約聖書のヨエル書には、罪を悔い改め、「心のすべてをもって、……わたしのもとに帰れ」という神の呼びかけがあります(2:12)。神は「衣ではなく、あなたがたの心を引き裂け」と言われ、形ばかりの悔い改めではなく、己の強情さを改めるように言われました。神は「情け深く、あわれみ深い。怒るのに遅く、恵み豊かで」あることを思い出すようにと、ヨエルは語りました(13節)。

プライドが邪魔して、自分の罪を認めたくないことがあるかもしれません。真実をごまかし、たわいないうそだと言って正当化したりするかもしれません。しかし、神が悔い改めを促しておられると認めて従うなら、神は私たちを赦し、すべての不義からきよめてくださいます(Ⅰヨハ1:9)。赦されていると実感し、罪悪感や羞恥心から解放されます。