最近、教会の人に厳しいことを言わなければならなかった、とシェリーは語ります。その人が人を傷つける態度や行動をとり続けるのを看過できなくなったからです。緊張しましたが、実のある会話でした。実際、ふたりの絆は強まりました。そして後日、謙遜をテーマにした祈り会を共に主催しました。

先生と生徒、先輩と後輩、という関係でなかったとしても、叱ったりいさめたりが適切な場合があります。箴言は時代を超えた知恵の書ですが、それが繰り返し取り上げているテーマのひとつは、叱るとき、叱られるときの姿勢、つまり、謙遜の重要性です。箴言は、建設的な批判は「いのちに至る」と語ります。それを聞くなら知恵を得ます(箴15:31)。箴言は「愚か者は……訓戒を侮る。叱責を大事にする者は賢くなる」(箴15:5)、「叱責を憎む者は死に至る」(10節)と述べています。シェリーは、愛を動機に真理を語るなら、それが人間関係に新しいいのちを吹き込むことを体験しました。

あなたには、愛を動機として叱ってあげるべき人がいますか。または、自分に対する賢明な批判に対して、憤ったり無視したりしていませんか。箴言は「訓戒を無視する者は自分自身をないがしろにする。叱責を聞き入れる者は良識を得る」(32節)と語ります。今日、叱るときも、叱られるときも、謙遜な姿勢を貫けるように祈りましょう。