デイトナ500最終周回で事故死した希代のレーサー、デイル・アーンハート・シニアの死について、同じくレーサーの息子は次のように語っています。「再現不可能な音が内に響いた。それはショックと悲しみ、恐怖のうめきだった……これからは自分一人という孤独な現実があった。……父の後をついていけば大丈夫だと思えた。父がいれば常に正解があるも同然だった」

イエスの弟子たちは、主が常に正解を下さると学んでいました。十字架の前夜、イエスは彼らを見捨てないと約束されました。「わたしが父にお願いすると、父はもう一人の助け主をお与えくださり、その助け主がいつまでも、あなたがたとともにいるようにしてくださいます。この方は真理の御霊です」(ヨハ14:16-17)と。この約束はすべてのキリスト者に共通です。イエスは言われました。「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます」(23節)

キリストに従う選択をした人の内には「すべてのこと」を教え、その教えを思い起こさせてくださる御霊が住んでおられます(26節)。正解が分からないときでも、すべての問いに答えを下さるイエスの御霊を持っています。