どうすれば悪口雑言を避けられるでしょう。ある高校では生徒たちに「人をおとしめるようなことを学校で言いません」と宣誓させました。その努力は評価すべきですが、イエスによれば、どんな規則も宣誓も悪口雑言を規制できません。

口が悪いと言いますが、悪さのもとは口ではなく心にあります。心を入れ替えなければどうにもなりません。実を見て木を識別するのと同じく(ルカ6:43-44)、イエスは、口から出る言葉によって、その人の心が神と共にあるか否かが判別できると言われました。「人の口は、心に満ちていることを話す」ので(45節)、その人の本性が表れるのです。放言、暴言、雑言、流言、軽口などをたたかないと本気で願うなら、まず、神に助けていただいて、自分の心を変えなければなりません。

心が変わらなければ、いくら約束しても無駄です。汚い言葉を慎む役には立ちません。まずイエスを信じ(Ⅰコリ12:3)、聖霊に心を満たしてくださいとお願いしなくてはなりません(エペ5:18)。そうすれば、聖霊はあなたの心に継続的に働いて、神に感謝し(20節)、人を認めたり、励ましたり、高めたりする言葉を語れるように、あなたを変えていってくださいます(4:15、29、コロ4:6)。