コロラドスプリングスの教会連合が、2015年、地域に仕える取り組みを始めました。毎年秋に「シティー・サーブ」というイベントを開催し、有志のクリスチャンがボランティア活動をします。数年前、私たち親子は、市の中心部の小学校の担当になり、草引きや清掃をしました。それから金網のフェンスに色のついたテープを巻きつけて山脈に見立てるアート作品を作りました。それは素朴ですが、驚くほど美しい作品です。

私は、通りかかった時にこれを見ると、エレミヤ書29章を思い出します。神は、その地に住み、町に仕えなさいと御民に命じられました。たとえ捕囚として連れてこられた町であってもです。

神は言われました。「わたしがあなたがたを引いて行かせた、その町の平安を求め、その町のために主に祈れ。その町の平和によって、あなたがたは平和を得ることになるのだから」(7節)。「平和」と訳されたヘブル語「シャローム」は、神の親切と贖(あがな)いだけがもたらす全人性と繁栄、という概念を表します。

驚くべきことに、神は私たち一人一人に対して「シャローム」を体現する神の使いになりなさいと召しておられます。自分の置かれたその場所で、神の贖いの麗しさを素朴で具体的な行動で表しなさいと語っておられます。