ある年、月定献金に加えて、体育館を建設するための献金が呼びかけられました。地域住民に開放する予定の施設です。私には障害があるので医療費がかさみます。祈った後「本当にできる?」と夫に尋ねました。彼はうなずいて「神のものを神に返すだけのことだ。神は我々の必要を賄ってくださる」と言いました。十数年経ちましたが、彼の言葉どおりでした。私たちの教会は、この体育館を用い、地域の人に仕えることを通しても神に仕えており、それを光栄なことだと思っています。

ダビデ王は、息子ソロモンのことを神が選んだ後継者だとイスラエルの重鎮たちに述べて、彼の神殿建設の業を、私財を投じて支援すると表明しました(歴上29:1-5)。皆がダビデに倣って「自ら進んで」ささげ喜びました(6、9節)。ダビデは神を賛美して「天と地にあるすべてのものはあなたのもの」(11節)と宣言しました。「わたしたちの神、主よ、わたしたちがあなたの聖なる御名のために神殿を築こうとして準備したこの大量のものは、すべて御手によるもの、すべてはあなたのものです」(16節)と祈ったのです。

神にいただいたもの、また、していただいたこと、特にイエスと個人的につながらせていただいたことを思って、お礼の気持ちで礼拝しましょう。そして、与え主なる神に対する感謝と愛を、献金などのお返しする行為を通して表しましょう。