本当の愛(Iコリント13:4-8)
何年か前に「自分ばかりじゃ、虚しいばかりじゃ、愛なき時代に生まれたわけじゃない」と歌う人気ドラマの主題歌がありました。この切ない歌詞は、1世紀のコリントの人々の心も動かしたかもしれません。彼らは自由と豊かさの中で愛を求めていたのです。そんな人々に宛てた使徒パウロの手紙から、本当の愛についてご一緒に学びませんか。

キリストの平和
ニューヨーク州北部アディロンダック・パークの自然をめぐり、開発か保護かで大論争になりました。商工会のリーダーは、環境保護団体の人たちに「よそ者はさっさと帰れ!」と怒鳴りました。しかし、町役場の人は「強硬な主張で勝てますか? 怒鳴らずに話し合いましょう」と呼び掛け、コモン・グラウンド・アライアンス(共通の土台連合)という仲介組織を作りました。住民の対話集会の成果は、約4,000平方キロメートル(東京都の面積の約1.8倍)の自然が保護されただけではありません。町は過去20年間で最も豊かになりました。

進むべき道
スコットとブリーは、聖書の教えに背く生き方を選択した家族や友人に、どのように関わればよいだろうかと悩みました。しかし、聖書を学び祈るうちに、方向性が見えてきました。彼らはまず、その人たちをより強く愛しました。次に、神のご配慮によって彼らに与えられている長所を率直に伝えました。最後に、聖書の教えに沿って優しい気持ちで付き合いたいと伝えました。二人は、キリストの愛を注ぎ続け、時とともに、家族や友人たちと強い信頼関係が築かれました。

与える喜び
飛行機の中でせっせとセーターを編んでいた女性が、編み針を出し入れする様子をじっと見つめる赤ちゃんの存在に気付きました。そして、このセーターを完成させる代わりに、あの子に帽子を編んであげようと思いつきました。5時間のフライトの残りは、あと1時間。それで完成させなければなりません。彼女が着陸時に小さな帽子を赤ん坊の母親に差し出すと、家族みんなが喜び、他の乗客は笑顔で拍手を贈りました。
津波のあとで
2004年12月26日、著者アジス・フェルナンド師の愛する母国スリランカを大津波が襲い、壊滅的な被害を与えました。この小冊子は、神を愛する一市民としての彼の考えをまとめたものです。自然災害などの渦中にいる方、支援に携わる方、そして惨状を覚えて心騒がせているすべての方の助けとなれば幸いです。「私はこの文章を、津波の数日後に書いています。……このような状況になると私たちは、聖書の中に励ましと導きを見つけようとします。そして聖書が、私たちに多くのことを語りかけていることを見出します。この小冊子は、スリランカのクリスチャンたちが今、何をすべきか、ということを聖書に基づいて私なりに考えてまとめたものです。さらに原文を改訂し、津波に限らずどのような惨事に直面している人にも役立つようにと考慮しました。」(本文より)
