フィットネスの専門家たちは、心肺の健康のために走ることが有益だと説いてきました。しかし、近年、歩くこともさまざまな意味で健康に役立つという研究結果が報告されています。アメリカ国立衛生研究所は、1日に8000歩以上歩く成人は、1日4000歩しか歩かない人に比べて、向こう10年間の死亡リスクが低いといいます。

聖書では、「歩く」という言葉が、神と共にあるという比喩に用いられます。創世記3章は、神がアダムとエバと「風の吹くころ」に歩かれた(8節)、5章は、エノクが「三百年神と共に歩」んだと述べます(22節)。エノクがいつものように神と過ごしていると、神は彼をご自分の所に引き上げられたのです(24節)。神はアブラムに「わたしに従って歩み……なさい。わたしは、あなたとの間にわたしの契約を立て」ると言われました(創17:1-2)。ヤコブは晩年、自分を導かれた神を牧者にたとえ、自分の先祖たちが、神の「御前に歩んだ」と述べました(創48:15)。新約聖書では、使徒パウロが「霊の導きに従って歩みなさい」と教えています(ガラ5:16)。

エノクや創世記の族長たちのように、私たちも日々神と共に歩むことができます。イエスに自分を明け渡し、聖霊の導きに従って生きることで、それが可能になります。それが健康的に生きる道です。あなたの歩みはどうですか。