ジャマイカのダンズ・リバー・フォールズを登るのは爽快な体験です。滝の水は滑らかな岩肌の上を落ちて、やがてカリブ海に注ぎます。ハイカーは、水の流れに逆らって頂上を目指すので楽ではありません。ジェイにはほぼ不可能な挑戦でした。彼は10代の視覚障害者で、視野は針の穴ほどです。しかし、ジェイは絶対に登ると言い、友人のヨシヤは、 ジェイの目になると言いました。そして、手足を置く位置を教えたり、滑りやすい岩を避けるように示したりしました。一方、ジェイはヨシヤの心となり、勇気とはいかなるものかを示しました。
人生は往々にして困難な山登りのようなものです。ひとりで歩くべきではありません。ソロモン王は「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い」(コヘ4:9)と述べました。ヨシヤもジェイも協力してこそ挑める特別なことをしました。ソロモンは「倒れれば、ひとりがその友を助け起こす」(10節)と続けましたが、ふたりとも倒れもくじけもしませんでした。彼らは一緒にゴールに到着しました。
人間に対する神のご計画は、ソロモンが明白に示し、上記の青年たちが行動で示したように、共に働くことです。神が人に命じられる仕事は、それぞれ異なる感性や技術、性格の持ち主が立場を越えて協力することによって、最高の結果、すなわち、神を指し示す結果に至るのです。
なぜ教会の人たちと共に社会に仕えることが重要なのでしょう。誰かと共に神を示すことができたらどう感じますか。