ロージーの誕生日のお祝いを忘れることはできません。おいしい食事、楽しい会話、おまけにかわいい初孫まで一緒でした。しかし、その素晴らしさも、二人の息子たちが母に贈った称賛の言葉に比べると色あせてしまいます。ロージーの結婚生活は破綻してしまいましたが、一人親として奮闘し、子どもたちの必要を献身的に賄ってきました。その姿は、息子たちの記憶に深く刻まれています。下の息子は「母は神を畏れる女性です」と語りました。それが子どもたちの目に映った彼女の生きる姿勢でした。

箴言31章10-31節は、神を畏れる中で得た知恵が、どのように家庭で具現化するかを教えてくれます。主を畏れる心とは(30節)、御前にへりくだる敬虔(けいけん)さであり、そういう心の持ち主は、誠実(11-12節)、勤勉、倹約(13-19節)というものを、自分に課さずにはいられません。知恵ある人は、家庭を最も大切にしますが、自分の家のことばかり考えるのではなく、他の人々のニーズにも常に気を配ります(20節)。

神を畏れる人の生き方は、周りの人、特に家族に大きな影響を与えます(28節)。家族は当然、その人を尊敬し、称賛するでしょう。

神を畏れる人になりたいと願いましょう。そのために神の助けを祈りませんか。その祈りは、逆境で応えられるかもしれません。しかし、驚くには及びません。どうなっても、神を畏れ、信じましょう。