コーリー・ブルックスは、「屋根の上の牧師」と呼ばれています。極寒や酷暑に耐えながら、シカゴ南部の教会の屋上で343日間過ごしたからです。貧困や銃暴力から地域を解放するため、皆の意識を向上させ、そのための活動資金を調達することが目的です。彼は、小学校時代の恩師に向かって、感謝の言葉を投稿しました。忍耐、誠実、地域参加、教育の大切さ、という四つの教訓を、心に刻んでくれたからです。
地域貢献のために箴言3章のソロモンの教訓は有益です。主に信頼する(5節)、主を畏れ、悪を避ける(7節)、与えられた中からささげて主を賛美する(9節)、主の懲らしめを真摯(しんし)に受け止める(11節)。 この四つの知恵は、私たちの目を神に向けさせます。それと同時に、信仰とは人と関わり、人に仕えるかたちで具体的に現れていくものでもあります。
イエスは、神の知恵を体現したお方で、キリスト者の姿勢をマタイによる福音書5章3-12節(山上の垂訓)で、雄弁に語られました。続いて「あなたがたは地の塩である」(13節)、「あなたがたは世の光である」(14節)と語り、キリストの弟子には強い影響力があることを示唆されました。私たちに対しても同じです。「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々があなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである」(16節)と語っておられます。
人に仕える形で神に栄光を帰することを促すあなたの模範は誰ですか。長い間、棚上げしていたような聖書の教訓と、再度取り組むために何をしますか。

