大勢の人がいて、皆が孤独。それが都会の生活だ。19世紀の米国の思想家ヘンリー・ソローは、そう語りました。20世紀になり、 孤独をテーマにしたポップソングは、日本でも『上を向いて歩こう』、『異邦人』など、数多く発表されました。21世紀の今、コロナ禍では人との接触が制限されました。ソーシャルメディアは、希薄な人間関係を助長しています。孤独はまるで疫病のように、世界に蔓延しているのかもしれません。
マタイによる福音書は、イエスの誕生に関し「このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった」(1:22)、「おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエル(神は我々と共におられるという意味)と呼ばれる」(23節)と語ります。つまり、神は共におられる存在です。
イエスを信じる人は独りになることはありません。その人は、時代や国境を超えたキリストの家族の一員です。使徒パウロも「あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族」(エフェ2:19)だと述べています。愛の神は遍在するお方。「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」(ヘブ13:5)と言われました。
あなたは今、ひどい不安や困難の中にいるかもしれません。もしそうならば、あなたを助けるチャンスを、神にあげませんか。イエスを心に受け入れましょう。なぜなら、イエスはインマヌエル(神は我々と共におられる)なのですから。
独りぼっちと感じたとき、どうやって、その気持ちを振り払ってきましたか。

