エンジニアのチャールズ・エレット・ジュニアは1848年、ナイアガラ川に初めて架ける橋の施工法について考えていました。そして夢に示唆を受け、たこ揚げ大会を開くと、アメリカ人の青年、ホーマン・ウォルシュは、たこを川の対岸に着地させ、賞金を獲得しました。ホーマンのたこの糸は木に結び付けられ、その糸につり橋用の細いコードを結び、対岸からたこ糸を手繰り寄せました。そして、徐々に太いコードを結んでは手繰り寄せる、を繰り返して強度を上げ、最後に重いワイヤーケーブルを渡しました。ナイアガラ川のつり橋の建設は、小さな一歩から始まったのです。

橋の挑戦とその小さな始まりは、バビロン捕囚帰還後、神殿を再建する人々が直面した状況に似ています。御使いは預言者ゼカリヤを任命し、神の働きを妨げるものは皆無で、神の霊によって成し遂げられるというメッセージを託しました(ゼカ4:6)。

以前の神殿の栄光を見た人々の中には再建された神殿がそれと比べて見劣りすると懸念する人もいました(エズ3:12)。御使いは、神がその働きをご覧になって喜ばれるので「初めのささやかな日をさげすむ」(ゼカ4:10)べきでないとゼカリヤを励ましました。

神がたこ糸のように小さなものを用いられると知って励まされました。神に命じられた働きが取るに足りないものに見えても、神の偉大な働きを成就するための重要な一歩です。