学校で授業をしていると、窓の外で「ドン!」と大きな音がしました。生徒たちが驚いて、そちらに目を向けると、また「ドン!」鳥が、頭からガラス窓に突っ込んで跳ね返り、再度、突進してぶつかったのです。後から読んだところ、米国内だけでも、毎年10億羽を超える鳥が、窓に衝突して死んでいるとのことです。草むらや畑の風景が窓に映っているのを見て、そこに行けば餌や巣材があると勘違いして突進するのだそうです。窓に映った自分の姿を他の鳥だと思い込んで、追い払おうとして難に遭う場合もあります。そんなとき、鳥ははっきり見えたと思い込んでいます。実は錯覚なのに……。
自分はいつも真実を見ている、自分は、自分の内面を完全に理解している。このように思うのは危険です。人は、錯覚しやすい生き物で、聖書は「人間の前途がまっすぐなようでも 果ては死への道となることがある」(箴16:25)と、人知を尽くすだけでは危ういと繰り返し証明しています。自分の価値観や経験から正しいと思っても、前提が誤っていたり、見当違いだったりします。鋭いはずの洞察も、一見、明晰な理解も、不完全で、曇っていて、命取りになることがあります。
ですから、神の知恵が必要です(20-21節)。神は、真実に光を当て、正しく導いてくださいます。神は、私たちを死の道から救い出し、陰日なたのない命の道に導いてくださいます。
あなたが見当違いによって混乱してしまった体験は、どんなものでしたか。神の知恵は、どのようにして、より良い道を示してくれますか。