寄稿者

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Adam R. Holz

Adam R. Holz

アダム・ホルツ氏は、ファミリーフォーカスの運営するメディア・レビューサイトPlugged Inの主任編集者です。Discipleship Journal誌の編集担当者としての奉仕経験もあります。NavPressから出版されたバイブルスタディ本「忙しさにかまけない」の著者でもあります。ホルツ氏の妻は、長老教会で按手を受けた牧師です。夫妻には、水泳、体操、演劇、ピアノ、デザートが大好きな3人の子どもがいます。ホルツ氏の趣味は、エレキギターです。

寄稿一覧 Adam R. Holz

水に流すという選択

道路は凍っているようには見えなかったのですが、運転していた小型トラックがスリップして左右に大きく揺れました。そして蛇行すると、5メートルの崖から宙を舞いました。私はとっさに「飛んでる! すごいぞ! でも死ぬんだな」と思いました。次の瞬間、車は斜面に衝突し、下まで転落しました。私は運転席から這い出ました。かすり傷一つなく。

第一に

一日が走り出しました。ベッドから飛び起き、その日の仕事に取り掛かります。子どもたちを学校に送って職場に行き、すごい勢いでやることリストを作りました。仕事とプライベート両方のすべきことが、雪崩のように襲ってきます。……13.雑誌記事の編集、14.事務所の掃除、15.戦略会議、16.ブログの更新、17.地下室の掃除、18.祈り。ここまで来て、神の助けが必要だと思い出しました。しかし、これほど追い詰められるまで、自分の勢いだけで頑張っているとは気付きませんでした。

アンバサダー

企業はネット時代の熾烈(しれつ)な競争を勝ち抜こうと知恵を絞っています。例えば、米国のスバルです。スバルの車に乗る人は、リピーターになることで有名です。そこでスバルは、自社製品の愛用者を「アンバサダー」に任命する制度を作りました。ウェブサイトによると「スバル・アンバサダーはスバル車について無償で熱く語り、スバルというブランドの将来の一翼を担う選ばれた人たち」ということです。会社は、スバル車に乗っていることが自分らしさの現れという人、その喜びを誰かに話したくてしかたがない人を求めているのです。

罪を認めて

かんではいけないと分かっているので、我が家の愛犬ウインストンは、ずる賢く「忍び足」で無防備に置かれた靴に近づきます。さりげなくぶらぶらと向かっていき、それをくわえます。そして、ゆっくりと外に出ていきます。誰にも見とがめられなければ……。

意外な場所に福音が

最近、ロサンゼルスのハリウッドに行きました。映画やテレビで数え切れないほど見た場所です。ホテルの窓からは、丘の中腹を横切って誇らしげに並ぶ、あの有名な白い巨大な文字が見えました。その時、別の物にも気付きました。少し下の左側に立派な十字架です。ただ、映画の中で見たことはありません。ホテルを出るとすぐ、私は地元の教会の学生たちに話しかけられました。彼らはイエスを伝えていたのです。

軌道修正

軽トラックが割り込んできて、思わず「あーっ」と叫びました。その時、運転マナー通報ダイヤルの番号が目に飛び込んできました。私はすぐに電話をかけ、要件を聞かれると、不満をぶつけました。電話口の女性は軽トラックのナンバーを尋ねた後、疲れた声で言いました。「マナーの良いドライバーに関する通報もお待ちしております」

雑草を育てる

この春、庭の雑草が伸びてひどいことになりました。特に1本はとても大きく、無理に引き抜こうとすると腰を痛めると思いました。そこで、すきを取って戻ってくると、娘が水をやっているではありませんか。「なんで雑草に水をやるんだ?!」と叫ぶと、彼女はニンマリ笑って 「どれくらい大きくなるか見たいもの」と言いました。

朝ごとに新しい

映画に「リブート版」というものがあります。それは、よく知られたヒーローものや、おとぎ話などの古い作品に新しい解釈を加えて作り直したものです。あまり有名ではない作品を新しい切り口で作り直したりもします。それは仕切り直しとも言えます。新しい息を吹き込んで再出発させるのです。

完全にきよめられる

お客さんが来るというので、夫婦で掃除をしました。私は台所のタイルの床にシミを見つけ、床に這いつくばって拭き取ろうとしました。ところが、1つのシミを消すと別のシミが目立つのです。私が落とした汚れは皆、他の汚れを目立たせるだけでした。突然、我が家の台所の床がひどく汚く感じました。どんなに頑張っても、決してきれいにならないことも分かりました。