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寄稿一覧 Ade Chandra

しっかりした基盤

1年で聖書を!
◆ イザヤ書1-2
◆ ガラテヤ5
聖書のみことば 申命記6:1-9
 
私がきょう、あなたに命じるこれらのことばを、……あなたの子どもたちによく教え込みなさい。―申命記6:6-7

私の自慢の孫娘、ケイティは、まだ2歳のときから車のメーカーと年式を見分けることができました。父親と一緒にミニチュア・カーで遊ぶようになってから、車の違いが分かるようになったのです。彼女の父は趣味でミニチュア・カーを集めていたので、「ケイティ、1957年式シェビーを持っておいで」と言うなら、彼女は何百もある小さな車の中から、ちゃんとそれを選んで来ることができます。ある時、「おさるのジョージ」を読んでもらっている最中に、彼女は父親のひざを降りると、走ってロールスロイスを取りに行きました。見れば、絵本に描かれているとおりの型式でした。

灰に埋もれたクリスチャン

1年で聖書を!
◆ 雅歌6-8
◆ ガラテヤ4
聖書のみことば Ⅰコリント3:5-15
 
各人の働きは明瞭になります。その日がそれを明らかにするのです。……この火がその力で各人の働きの真価をためすからです。―Ⅰコリント3:13

以前、「天国へ行ったらイエスに似た者になれるのに(Ⅰヨハ3:1-3)、どうして今、イエスに似た者にならなくてはいけないのですか」と尋ねた人がいました。良い質問です。自分らしく生きる方が楽ならば、なおさらです。

さらに悪い方へ

1年で聖書を!
◆ 雅歌4-5
◆ ガラテヤ3
聖書のみことば 出エジプト記5:1-14,22-23
 
わたしは主である。わたしはあなたがたをエジプトの苦役の下から連れ出し、……伸ばした腕……によってあなたがたを贖う。―出エジプト記6:6

この前もそうでした。書斎を片付けようと急に思い立って、私は動き出しました。すぐに思い直せばよかったのですが、そうしなかったので、部屋は以前にも増してひどいことになりました。本や新聞、そして雑誌の選別をしていくうちに、ひとつの山がいくつもの山になっていきます。部屋がどんどん散らかっていくにつれ、私は片づけを始めたことを後悔しました。けれども、今さら、後戻りはできません。

厳粛な務め

1年で聖書を!
◆ 雅歌1-3
◆ ガラテヤ2
聖書のみことば 詩篇96:1-13
 
主は王である。まことに、世界は堅く建てられ、揺らぐことはない。主は公正をもって国々の民をさばく。 ―詩篇96:10

最近、裁判員を務めました。裁判員になると、多大な時間が取られて、自分の生活に大きな支障をきたします。しかし、これは非常に重要な働きです。最初の日にはオリエンテーションがあり、裁判官は、この任務が非常に重要で重い責任を伴うものだと説明しました。私たちは裁判員として、刑事裁判の判決を言い渡す立場になるのです。この状況を前にして、自分はこの役目に何と不適切な人間だろうかと感じました。他の人の人生を大きく左右するだろう決断を、私たちがくだすのです。それは、決して単純なことではありません。非常に深刻な事態です。私たち自身が、欠陥のある人間なのですから、常に正しい決断ができるとは限りません。

当たり前を見直す

1年で聖書を!
◆ 伝道者の書10-12
◆ ガラテヤ1
聖書のみことば ヨハネ5:35-47
 
あなたがたは、いのちを得るためにわたしのもとに来ようとはしません。
―ヨハネ5:40

コロンビア教育大学の名誉教授であるジャック・メジロー氏によると、大人が学ぶときに重要なことは、自分の見方を疑問視し、自分の洞察を批判的に検証することだといいます。メジロー博士によると、大人は、どうしたら良いか分からなくてイライラしているようなときに、より効果的に学習します。それは、自分が積み重ねてきた「当然」とか「当たり前」と思うことを、振り出しに戻って批判的に検証してみようと思うからです。これと対照的なのは、「私の気持ちはもう決まりました。あれこれ言って、かき乱さないでください」というときでしょう。

泣くこと

1年で聖書を!
◆ 伝道者の書7-9
◆ Ⅱコリント13
聖書のみことば 黙示録21:1-7
 
悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。―マタイ5:4

心が折れてしまったことはありませんか。ひどい仕打ちをされたり、裏切られたり、大失敗をしたり、または、大切な人を亡くしたり…きっと、ひとりで涙したことでしょう。

準備はできていますか

1年で聖書を!
◆ 伝道者の書4-6
◆ Ⅱコリント12
聖書のみことば Ⅱペテロ3:1-13
 
主は……その約束のことを遅らせておられるのではありません。
―Ⅱペテロ3:9

多くの人は2008年秋のできごとを覚えているでしょう。それは、1929年に起こった世界大恐慌以来の経済危機の始まりでした。その後、多くの人は職を失い、家を失い、投資資産を失いました。一年後、アメリカ連邦準備理事会の元議長、アラン・グリーンスパン氏は英国放送協会(BBC)のインタビューに答えて、平均的な人は、あのような状況が再び起こることはないと思っている、と示唆しました。そして、「長い間、繁栄を謳歌していると、その状態がずっと続くと考えてしまうのが、人間の変えられない習性なのです」と語りました。

人生の浮き沈み

1年で聖書を!
◆ 伝道者の書1-3
◆ Ⅱコリント11:16-33
聖書のみことば 伝道者の書3:1-8
 
泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。嘆くのに時があり、踊るのに時がある。―伝道者の書3:4

人生は山あり谷ありだ、と言うなら、たいていの人は同意するでしょう。賢い王であったソロモンも、そのとおりだと信じていました。そして、移り変わる状況をどう受け止めるべきか、思いを巡らしました。彼は伝道者の書に「何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。…泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。嘆くのに時があり、踊るのに時がある」と記しています(3:1-4)。ソロモンの父であるダビデは「神の心にかなう人」(Ⅰサム13:14、使13:22)と言われていました。それにもかかわらず、彼の人生は、何と浮き沈みの多かったことでしょう。彼は、バテ・シェバとの間に生まれた初めての子どもを病気で失い嘆きました(Ⅱサム12:22)。しかし、賛美と喜び、そして笑いに満ちた都上りの歌も書いています(詩126:1-3)。反乱を起こした息子のアブシャロムが死んだときには、深い悲しみを体験しました(Ⅱサム18:33)。一方で、神の箱がエルサレムに運び込まれると聖霊に触れられて大喜びし、主の前で力いっぱい踊りました(Ⅱサム6:12-15)。

お父さん!

1年で聖書を!
◆ 箴言30-31
◆ Ⅱコリント11:1-15
聖書のみことば Ⅱ列王記19:10-19
 
主よ。御耳を傾けて聞いてください。主よ。御目を開いてご覧ください。―Ⅱ列王記19:16

ジェームスは1歳半になりますが、自信たっぷりに家族を先導し、大きな教会の廊下を歩いていきました。お父さんは、息子が巨人(大人)たちの間をぬって、よちよち歩いて行くのを見守りつつ、後についていきました。ところが突然、ジェームスの視界からお父さんが消えてしまったのです。さあ、大変!ジェームスはパニックになり、立ち止まってキョロキョロすると、「パパ、パパ!」と泣き出しました。お父さんは、急いで彼のそばに走り寄り、幼いジェームスの伸ばした小さな手を、しっかりと握りしめました。するとすぐ、ジェームスは安心したのです。