神の見方
少年だった1970年代、ピーター・ウェルチの金属探査は単なる趣味でした。しかし、1990年以降、彼は世界中の人々を連れて金属探査旅行に行き、古代の剣や装飾品、硬貨などを発見しました。彼らは人工衛星の画像に基づく「グーグルアース」というソフトでイギリスの農業地帯の形状を探り、何世紀も前には道路や建物があったかもしれない場所を発見します。「上から見るなら、全く新しい世界が開けます」と語ります。
オープン・アーム
サイディ家のモットーは「オープン・アーム、オープン・ホーム」です。家を訪ねて来る人、特に困って来る人は大歓迎だと語ります。リベリアの実家もそうだったと言います。家庭を開き、人をもてなす両親のもとで、9人の兄弟姉妹とともに育てられました。「私たちは共同体でした。互いに愛し合い、互いに面倒を見合うことは自分の責任だと考えていました。父は愛し合い、支え合い、護り合うことを私たちに教えてくれました」と語ります。
愛に支えられる
デビーはお掃除サービスの会社の経営者で、いつも電話セールスをして新規の顧客を開拓していました。ところがある時、「がんで治療中なので、経済的に余裕がないのよ」と断られ、即座に、がんで闘病中の人を放っておくわけにはいかないと思いました。そして、無料のサービスを提供しようと考えて、2005年にNPO法人を立ち上げました。企業から寄付を募って、がんで闘病中の女性たちの家を無料で掃除してあげるのです。ある女性は、きれいに掃除された部屋に戻ると力が湧いてきて「がんなんかに負けないと初めて心から思えた」と語りました。
モグラ叩き
緊急手術をして病気が治ったと思ったら、次々と請求書が届きました。執刀医、麻酔医、臨床検査、入院施設費…。「保険が下りても数十万円の借金です。これを払い終わるまでは安心して人生を楽しめません。ゲームセンターのモグラ叩きみたい。次から次へと出てくるのですから」と、米国在住のジェイソンは不平を言いました。
私たちの帰る場所
それぞれが最初の伴侶を悲劇的に失って数年後、ロビーとサブリナは恋に落ち、各々の子どもを連れて再婚しました。彼らは新しい家庭を「ハビラ」と名づけました。ヘブル語の「苦しみもだえる」と「生む」を合わせ、痛みから美しいものが生まれるという意味を象徴させたのです。過去を忘れるためではなく、「灰から生まれた人生と希望を祝うため」に家庭を作ったと言います。そこは彼らが帰るところであり、人生を喜び祝い、未来の約束にみんなでしがみつく場所だと言います。
唯一の王
牧師が、イエスは天を去り地上に来られたと語り、私たちの罪のために死んでくださったことを感謝する祈りをささげました。すると5歳のエルドンは「えっ!死んだの?」と驚きました。
美しい人生
シティ・ブロッサムズの設立者レベッカ・レモス-オテロは「子どもたちは、庭の好きなところに種を蒔き、その後、何が出て来るかを見ます」と語ります。これは模範的な園芸ではないかもしれませんが、それぞれの種が、命をはぐくむ可能性を持っていることを示すことができます。シティ・ブロッサムズは2004年以来、低所得者が住む地域の学校や公園に庭を造ってきました。子どもたちは園芸を通して栄養について学び、就職に必要な技術を習得します。レベッカは「都会に緑があると、…美しいものを生み出す過程に子どもたちが関われます」と語ります。
神におまかせ
ネイトとシェリリンはニューヨークの日本食レストランで「おまかせ料理」を堪能しました。料理人に何もかもまかせる食事は初めての経験で、リスクがあるようで不安だったのですが、彼らは板長の選択と料理を心から楽しみました。
忘れないで!
土曜日の午後、姪と彼女の4歳の娘ケイリンが訪ねてきてくれて、シャボン玉や塗り絵をしたり、ピーナツバターとジャムのサンド イッチを食べたりして楽しく過ごしました。ケイリンは帰り際、車の窓から「おばちゃん、私のことを忘れないで!」と叫びました。私は急いで車に近づき「絶対に忘れないわ。近いうちにまた会いましょう。約束するわ」と言いました。