少年だった1970年代、ピーター・ウェルチの金属探査は単なる趣味でした。しかし、1990年以降、彼は世界中の人々を連れて金属探査旅行に行き、古代の剣や装飾品、硬貨などを発見しました。彼らは人工衛星の画像に基づく「グーグルアース」というソフトでイギリスの農業地帯の形状を探り、何世紀も前には道路や建物があったかもしれない場所を発見します。「上から見るなら、全く新しい世界が開けます」と語ります。

預言者イザヤの時代のイスラエル人も、上から見てみるべきでした。彼らは自らを神の民だと自惚れていましたが、神だけではなく偶像も拝んでいました。そんな不実な人々を、神はバビロンの捕囚から解放されます。なぜでしょう。神の見方があったからです。

神は、それは「わたしのため、…わたしはわたしの栄光を他の者には与えない」(イザ48:11)と言われました。神の見方は、人生は己のためではなく、神の栄光と目的のためにあるというものです。私たちは神と神のご計画に意識を向け、みんなが神をほめたたえるように行動すべきです。

神の栄光が人生の指針になると、新しい世界が開けます。神に関して何を発見し、自分の人生に何が起こるのか、神のみがご存知です。神は、私たちに有益なことを教え、従うべき道を示されます(17節)。