寄稿者

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Bill Crowder

Bill Crowder

ビル ・ クラウダー氏は、コンテンツ部門の責任者です。Discovery Series (探求の書シリーズ) や Discovery House Publishers に数多くの著書があります。クラウダー氏と妻マーリーンには 5 人の子どもと数人の孫があります。

寄稿一覧 Bill Crowder

理解できるはず

私はロンドンのナショナル・ギャラリーや、モスクワのトレチャコフ美術館が大好きです。そこには、息をのむほど素晴らしい作品が多数展示されていますが、まれに戸惑うようなものもあります。例えば、キャンバスの上に絵の具をぶちまけたような絵は、巨匠の作品だったとしても、何のことだかわかりません。

偉大なる犠牲

英国で20世紀初頭に革新的ジャーナリストと言われたW.T.ステッドは、論争を起こすような社会問題を取り上げることで知られていました。彼の記事には、十分な数の救命艇を装備しないまま運航されている、客船の危険を問い正したものもありました。ところが皮肉なことに1912年4月5日、北大西洋で氷山に接触して沈没したタイタニック号に乗りあわせたのです。報告書によると、ステッドは女性や子どもたちの救助を手伝った後、自分は救命艇に乗ることを辞退して他の人を助けたといいます。

知恵と恵み

インディアナポリスのアフリカ系アメリカ人たちは1968年4月4日、ロバート・F・ケネディ氏の演説を聞こうと集まっていました。公民権運動の指導者、キング牧師がその日に暗殺されたことを群衆はまだ知りません。ケネディ氏がこの悲報を伝え、兄のケネディ大統領が暗殺された悲しみに通じると語りました。しかし、古代ギリシャの詩人アイスキュロス(BC526-456)の詩を引用して、冷静さを保つようにと訴えました。

決して見捨てられない

ロシアの作家ドストエフスキーは、「その社会の文明の程度は、刑務所に入るとわかる」と語りました。それを念頭に置いて、「世界の劣悪刑務所ワースト8」というオンライン記事を読むと、受刑者全員を独房に監禁している刑務所がありました。

オリーブ搾りの石

ガリラヤ湖畔のカペナウムの村を訪れると、古いオリーブ搾りの石を見学することができます。玄武岩で掘られたこの石は、二つの部分、土台の臼とぐるぐる回す輪から成り立っています。臼は大きくて丸く、内側が削り取られて桶のようにくぼんでいます。このくぼみにオリーブの実を入れ、その上に重い石の輪を転がして、油を搾ります。

開かれた道

チャーリー・シフォードは、1961年まで「白人限定」の規約があったプロゴルフ協会(PGA)に初めて登録された黒人選手です。差別やいやがらせを受けながらも素晴らしい成績を収め、トーナメントで2度の優勝、そして、2004年には殿堂入りを果たしました。彼はあらゆる人種の人たちに、プロゴルファーになる道を開きました。

悲しみ工場

私は長年アメリカンフットボールのクリーブランド・ブラウンズのファンなので、がっかりさせられる経験は十分してきました。我がチームは全32チーム中、スーパーボウルに出場したことのない4チームのうちのひとつです。負けてばかりのチームをなお応援しつづけるファンは、ホームスタジアムのことを「悲しみ工場」と呼ぶようになりました。

私たちのために来られた

小説家のカフカ(1883-1924)は自著の「審判」と「城」の中で、人生は人をアイデンティティーや価値のない、空虚な存在に変えていく非人間的なものだと描いています。彼は、「人生のベルトコンベアがあなたを運んでいますが、どこに行くのかは誰にも分かりません。人は生物というよりは物体です」と語りました。

鳴り響くメッセージ

ロンドンのウェストミンスター宮殿の時計台には、ビッグベンと呼ばれる時の鐘があります。そのメロディーは、ヘンデル作曲の「メサイア」の「私は知っている。私を贖う方は生きておられる」の部分から取られ、「主よ、この時、導きたまえ、歩みを守りたまえ」という時計部屋に掲げられた歌詞は、後からつけられたと言われています。