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Bill Crowder

Bill Crowder

ビル ・ クラウダー氏は、コンテンツ部門の責任者です。Discovery Series (探求の書シリーズ) や Discovery House Publishers に数多くの著書があります。クラウダー氏と妻マーリーンには 5 人の子どもと数人の孫があります。

寄稿一覧 Bill Crowder

神とともに永遠に

アメリカ南北戦争直前の不穏な空気漂う1859年のことです。アブラハム・リンカーンは、ウィスコンシン州ミルウォーキーの農業組合で講演しました。彼は、いつの時代でも、どのような状況にあっても真理であり、語るにふさわしい言葉を見つけよと命令された古代国家の賢者の話を紹介しました。王の無謀な命令に、賢者は次のように答えました。「そして、このことも、やがて過ぎ去っていく。」

へりくだりの図

イースターの季節に私たち夫婦が出席した教会の礼拝では、「洗足」が行われました。イエスが十字架にかけられる前の晩に弟子たちに示されたことを経験したいと、礼拝の参加者たちが願ったからです。礼拝の中で教会の牧師たちは、無給で奉仕している教会員たちの足を洗いました。それを見ながら私は考えました。今の時代、足を洗うか、足を洗われるか、どちらのほうがへりくだっているのだろう…。ここでは両者の謙遜は、それぞれ異なった形で表れていました。

シンプルさには力がある

アメリカで確定申告をする人たちの中で、税収業務の規則について理解しようと時間をかける人はほとんどいませんが、それにはもっともな理由があります。フォーブス誌によると、アメリカの課税者の分類コードが、2013年には400万を超えたそうです。実際、税法はどんどん複雑になっていて、専門家でさえ、すべての規則を正しく当てはめて処理するのは大変です。その複雑さ加減は、まったくもって厄介です。

のがれの町

オーストラリアのある町に行ったとき、「避難する場所を求めている方々を歓迎します」という看板がありました。この種の歓迎は、旧約聖書の「のがれの町」という考え方と一致しています。旧約聖書の時代、「のがれの町」(民35:6)というものがありました。間違って人を死なせてしまったために、復讐されないように保護を必要としていた人が逃げ込む町でした。神は、そのような場所を備えなさいと言われました。

家紋

アイルランドの西側に位置するアラン諸島は、美しいセーターで有名です。羊毛糸で様々な模様を編み込んだセーターです。この模様の多くは、島の文化や伝承に関係したものですが、中には家紋のように個人に関わるものもあります。この島の各家庭には、それぞれに固有の家紋があります。漁師が海で遭難したとしても、着ていたセーターの家紋の模様から、身元確認ができると言われています。

いつまでも続く後悔

才能豊かなピアニストと話していたとき、何か楽器を演奏しますかと尋ねられました。「私が音を出せるのは、ラジオぐらいです」と答えると、彼女は笑って、楽器を弾きたいと思ったことはなかったのですかと尋ねました。私はきまり悪げに、「子どもの頃、ピアノを習っていたのですが、やめてしまいました」と答えました。ピアノをつづけなかったことは、今となっては悔やまれます。音楽が好きなので、ピアノが弾けたらどんなに良いかと思います。このような会話で改めて思わされるのは、人生の選択についてです。それぞれの人生は、多くの場合、自分の選択によって作られ、自らの選択の中には悔やまれるものもあります。

山に目を向ける

ブラジルのリオデジャネイロ市を見下ろすコルコバード山の頂上に、世界で最も大きいキリスト像がそびえ立っています。この彫像は高さが30メートル、広げた両腕の巾が28メートル、重量は635トンです。彫像は、昼も夜も、市内のどこからでも見ることができます。ちらっと山を見上げるだけで、贖い主キリストの像を目にすることができます。

依存記念日

アメリカでは7月4日が独立記念日です。色々な場所で花火が上がり、パレードや愛国心をたたえるセレモニーが行われます。1776年のこの日、13の植民地州が独立を宣言しました。

カムバック

チャド・ペニントンはアメリカン・フットボールの選手でしたが、現役時代に選手生命が脅かされるような怪我をしたことが二度もありました。しかし、手術の後、何ヶ月にもわたる理学療法やリハビリを経て、現役復帰を果たしました。しかも、ただの復帰ではありません。二度とも素晴らしい成績でシーズンを終わり、その年のNFLで「カムバック選手賞」を受賞しました。チャド・ペニントンの奮闘は、何としてもアメフトに戻るのだという、彼の決意の表れでした。