寄稿者

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Dave Branon

Dave Branon

デイブ・ブラノン氏は、Discovery House Publishersの編集者です。これまでに、15 冊の著書を執筆しました。ブラノン氏と妻スーの趣味は、ローラーブレイドです。また、子どもや孫たちとの時間を大切にしています。

寄稿一覧 Dave Branon

息を呑むような栄光

ヨーロッパ旅行の楽しみのひとつは点在する大聖堂を訪問することです。天に向かってそびえたつ建物の美しさは息を呑むほどです。また、中に収められた絵画、彫刻などは驚くほど素晴らしく荘厳で、訪れる人を魅了します。

クリスマスの伝統

皆さん、ご存じですか。クリスマス時季に見かける杖の形の紅白のキャンディーはドイツのケルンが発祥地です。ポインセチアはメキシコ原産です。クリスマスケーキでおなじみのブッシュド・ノエルの「ノエル」はフランス語、ヤドリギは英国の伝統です。

収穫と感謝祭

神は何千年も前にモーセに直々に語られ、新しい祭礼を設けるように命じられました。モーセが記した出エジプト記には、畑に種を蒔いて得た収穫で「刈り入れの祭り」を祝いなさいという神の命令が記されています(出23:16)。

あの有名な微笑み

パリのルーブル美術館を夫婦で訪れた日、11歳の孫に電話して、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」を見たと話しました。すると彼女は「笑顔だった?」と尋ねました。それは謎なのです。ダ・ヴィンチがこの油絵を描いてから600年以上経ちますが、この女性が微笑んでいるのかいないのか、それは未だに不明です。私たちはこの作品の美しさに魅了されますが、モナ・リザの表情を理解することはできません。

ルースの物語

自分のことを話すとき、ルースは涙を浮かべます。80代半ばで外出もままならならず、教会でも目立つ存在ではありません。どこかに行くには誰かに送迎してもらわなくてはなりませんし、ひとり暮らしなので、他人に大きな影響を与える人とはいえません。

神の臨在の中で

聖書のみことば:Ⅰコリント15:50-58

死は勝利にのまれた—Ⅰコリント15:54

礼拝の参加者たちは「おどろくばかりの」の4番を歌っていましたが、私は一緒に歌えませんでした。その代わり、このジョン・ニュートンが作った歌詞を見つめて涙していました。「御国(みくに)につく朝、いよよ高くめぐみの御神(みかみ)を称えまつらん。」

17歳の娘メリッサはもうこの御国にいるのだ、という思いで、私の心はいっぱいでした。彼女は、ほんの数ヶ月前まで高校最後の年を楽しみにしていましたが、今はもう天国に行ってしまい、私たちが話したり歌ったりしかできない「永遠」を体験しています。

娘は2002年の春、交通事故で亡くなりました。それからというもの、天国は私たち家族にとって新しい意味を持っています。私たちの自慢の娘メリッサは、イエス・キリストを自らの救い主だと信じていましたので、今は天国にいます。パウロが言っているように「死は勝利にのまれ」(Ⅰコリ15:54)、天国は私たちにより身近なものになりました。神に祈るときは、その御前に私の娘がいると感じながらこの方と話すことができます。

天国の存在は、聖書が語るもっとも素晴らしい現実です。私たちの愛する人たちが、永遠に偉大な神を賛美しながら暮らしている場所です。それはすべて、驚くばかりのめぐみだからです。

クリスチャンは、最期でも「さようなら」とは言わない。

5020号室

ジェイ・バフトンは52歳、夫そして父であり、高校の教師で運動部のコーチでしたが、末期癌で入院していました。しかし、彼の部屋は希望の光を放つ灯台のようでした。看護師たちはジェイの人柄に引かれ、担当になりたがりました。勤務時間外にお見舞いに来る人さえいました。

外も中も新しく

数年前、出版社が大失敗をしました。ある本の改訂版を出版したとき、新しくなっていたのは表紙だけで、中身は古いままだったのです。

他の人を顧みる

ハイメは巨大な多国籍企業で働いています。新入社員の頃、社内で人が話しかけてきました。彼は相手の質問に答えると名前を尋ねました。すると「リッチです」とのこと。ハイメは「初めましてリッチ。それであなたの仕事は?」と尋ねました。すると彼は「この会社のオーナーです」と答えたのです。ハイメはハッとしました。この飾り気のない人が、世界有数の富豪のひとりでした。