寄稿者

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Dennis Fisher

Dennis Fisher

デニス・フィッシャー氏は、2005年に「デイリーブレッド」の著者に加わり、以来、歴史や科学、文学に触れる例話を多く取り入れてきました。フィッシャー氏には、ふたりの成人した子どもと孫がひとりあり、妻のジャネットとともにミシガン州デウィットに住んでいます。

寄稿一覧 Dennis Fisher

第一印象

スーパーで買い物をしたときのことです。店員には万引き犯と間違えられ、客には英雄と間違えられました。

生きた手紙

アメリカ合衆国のジョン・F.ケネディ大統領が射殺された1963年11月22日、もうひとりの世界的指導者が亡くなりました。C.S. ルイスです。彼は無神論からキリスト教に転向したオックスフォード大学出身の学者で、多くの作品を世に送り出した作家でもありました。彼は学術書だけでなく、科学小説、子どもでも読むことのできる寓話などを書きました。そのすべてに、キリストを信じる力強いメッセージが込められています。神は彼の作品を用いて、多くの人を改心させました。その中には、政治家やノーベル賞を受賞した科学者もいます。

大災難日誌

イヴ・コンガールが10歳になったばかりのころ、第一次世界大戦が始まりました。ドイツ軍がフランスに侵攻し、彼の住んでいた町は占領されました。そんなとき母は、日記をつけてはどうかとイヴに勧めました。この日記は結果として、ドイツ軍占領下にあった町の生活をカラースケッチと物語でつづる、分かりやすい戦時記録になりました。彼の日記は、子どもの目で見た大災難の記録です。この体験は彼に大きな影響を与えました。イヴ・コンガールは、自分は神に召されており、キリストの希望をみんなに届けなければならない、と感じるようになりました。

主を待ち望め

私たちは今、様々なツールで即座に連絡を取り合うことが普通になっているので、少しでも返事が遅れるといらいらしてしまいます。そんな様子は滑稽です。妻の携帯にメールを送ったのに返信が待てず、電話したりする人がいるのです。

バリアフリーの愛

少し前、隣の家の方から悲壮な鳥の鳴き声が聞こえてきました。ひなたちのいる巣は通気口の中にあったのですが、入り口にネットが張られていました。親鳥はおなかを空かせたひなたちに、餌を届けられなかったのです。お隣さんにそのことを伝えると、彼らはネットを外して巣を安全な場所に移し、母鳥が子育てできるようにしてくれました。

王族との結婚

アメリカの金持ちの娘たちが英国貴族と結婚したがるという19世紀の世相が、「英国王との結婚」という著書に描かれています。彼女たちはすでに裕福でしたが、貴族という社会的身分を手に入れたかったのです。この物語は、クイーン・ビクトリアの息子、アルバート王子が、アメリカを親善訪問するところから始まります。アルバート王子のために催された舞踏会には、王子の妃になることを夢見た金持ちの娘たちが大挙してやってきました。

まさかの友こそ真の友

私たち夫婦は、牧畜を営んでいる友人から我が家で食べる数ヶ月分の牛肉を購入しました。スーパーで買うより安価だからです。そしてそれを冷凍庫で保管していました。

変革を生む時間

多くのクリスチャンは、神と過ごす時間を毎日持ちたいと思っています。祈ったり、聖書を読んだりしたいと望んでいます。しかし実際には、忙しくてままならないことがしばしばです。毎日あれもこれもと詰め込まれて忙しいと、だんだんイライラしてきます。

一日中

ロンドンのウェストミンスター宮殿の大時計は、「ビッグ・ベン」の愛称で知られていますが、その素晴らしい鐘の音は、多くの人々になじみ深いものです。日本の学校では、始業と終業を告げるチャイムとしてよく使われています。このメロディーは、ヘンデルのメサイアからとられたと伝統的には考えられています。ビッグ・ベンの時計室に刻まれている詩は、時間の重要性を歌っています。