寄稿者

すべて見る
James Banks

James Banks

ジェームス・バンクス博士は、ノースカロライナ州ダラムのピースチャーチという教会の牧師です。彼と妻には、ふたりの成人した子どもがいます。著書に、「The Lost Art of Praying Together」「 Praying the Prayers of the Bible」「 Prayers for Prodigals」「Prayers for Your Children」があります。

寄稿一覧 James Banks

神を待ち焦がれる

ある日、娘が1歳になる孫を連れて遊びに来ました。ちょうど私は用事で出かけるところでしたが、部屋を出た途端に孫が泣き出しました。それで引き返して相手をすると泣き止みましたが、出かけようとするとまた泣き出します。3度目にドアを開けたところ、小さな唇が再び歪みました。ついに娘が「お父さん、連れて行ったら?」と言ったのです。

細部にも目配りされる神

我が家の愛犬ラブラドルレトリバーの「チョコレート」が生後3カ月のとき、健診と予防接種を受けさせました。獣医は診察中に子犬の左の後足に白い毛の部分があるのに気づいて「神さまはここを持って、あなたをチョコレートに浸したのね」と優しく話しかけました。私は声を出して笑いましたが、彼女は計らずも重大なことを指摘していたのです。それは、神が一つひとつの被造物に、深い関心を寄せておられるという事実です。

慰め人となる

別れ際に「神があなたを遣わしてくださったのね」と、その人は言いました。私たちはシカゴに行く機内で、通路を挟んで隣どうしでした。フライトを乗り継いでとんぼ返りすると言うので理由を尋ねると、うつむいて「娘を薬物中毒の更生施設へ送って行った」と答えました。私は静かに、自分の息子がヘロイン中毒だったこと、そして彼が、どのようにキリストに助けられ、麻薬から解放されたかを語りました。彼女は涙して聞いていましたが、やがて、にっこり微笑みました。飛行機が着陸すると、私たちは彼女の娘のために祈りました。

祈りを贈る

ローラは「病気の弟のために教会の皆さんが祈ってくださるまで、私は祈りがどれほど大きな贈り物か理解していませんでした。皆さんの祈りは言葉で表せないほどの慰めでした」と言いました。彼女は涙ながらに、私たちの教会が、がんと診断された彼女の弟のために祈ってきたことを感謝しました。そして、その祈りが、彼女の弟に戦う力を与え、家族全員が励まされていると言いました。

神には宝

彼の名前はデービッドですが、ほとんどの人は彼を「路上のヴァイオリン弾き」と呼びました。むさくるしい格好の老人でしたが、街頭でヴァイオリンを見事に演奏し、通行人に聞かせていました。聴衆が歩道に置かれた楽器ケースに小銭を入れると、演奏を続けながら、にっこりと会釈して感謝を表しました。

逃げなさい

高校でフェンシングを始めた時、コーチは剣を突き出しながら、その攻撃に対する正しい防御のポジションを叫びました。彼の攻撃をかわすには、声に即座に反応しなければなりません。

真の希望

エンパイアステートビルを見物に行った時のこと、入場待ちの列は短く、ビルの角を曲がった辺りでした。ところがビルに入ってびっくり。長蛇の列がロビーから上の階の奥まで伸びていて、前に進めば進むほど、先は長いと感じました。

最後の者が先になる

先日、飛行機に搭乗すると頭上の荷物置きがいっぱいで、最後尾の席の上に手荷物を入れることになりました。つまり、乗客全員が降りた後でないと、自分の荷物を回収できないわけです。しかし、席に座るとふと、主がなさったこと、という思いがよぎりました。「待っていてもどうということはない。むしろ、君のためになるよ」と言われたように感じて、笑ってしまいました。着陸後は、他の客の荷物を下ろしたり、客室乗務員の片付けを手伝ったりして時間を潰し、自分の荷物を取って降りる時には、航空会社のスタッフと間違えられ、また笑ってしまいました。

かくれんぼ

幼い子どもは自分の目を覆って、自分が人に見えないと思ったりします。自分が何も見えないからです。大人にすれば甘い認識ですが、その大人も同じことをしがちです。自分本位な決断をするとき、神から離れようとします。