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Jennifer Benson Schuldt

Jennifer Benson Schuldt

ジェニファー・ベンソン・シュルツ氏は、2010年に「デイリーブレッド」の著者に加わりました。Our Daily Journey(若者向けデボーションガイド)の著者およびブロガーでもあります。夫ボブとふたりの子どもたちとともに、シカゴ郊外に住んでいます。

寄稿一覧 Jennifer Benson Schuldt

前より良い

私の子どもたちは赤ん坊の頃、ほぼ完璧な肌をしていました。かさかさした肘や膝の角質もなく柔らかくなめらかで、年齢相応の傷やたこなどの跡が残る私の肌とは大違いです。

アマニ

アマニはスワヒリ語で「平和」という意味ですが、テキサス州ダラスの動物園には、「アマニ」という名前のラブラドール・リトリーバーの子犬が、特別な友だちと共に暮らしています。その友だちとは2匹の赤ちゃんチーターです。動物学者たちは、チーターがアマニからリラックスすることを学べるかもしれないと考えて、3匹をいっしょにしました。犬は一般的に、多くの人に囲まれる場にいても神経質になることはありません。それで、いっしょに育てることで、チーターを落ち着かせる効果が期待できるのではないかと考えたのです。

オレンジか ミルクか

幼い娘に「男の子の赤ちゃんが遊びに来るよ」と告げると、彼女は大喜びしました。そして、食べ物をあげておもてなしをしようと、子どもらしい提案をしました。カウンターにある新鮮なオレンジがよいのではと思ったようです。そこで私は、赤ちゃんはまだミルクしか飲めないけれど、大きくなったらオレンジが食べられるようになると説明しました。

風のために労苦する

昨年カナダは大雨に見舞われ、トロント在住の弁護士ハワード・レビット氏は、水没した高速道路で2千万円もするフェラーリを失いました。単なる水たまりだと思って突っ込んでいくと、それは思ったより深く、その上、水かさがあっという間に増えていきました。フェンダーの高さまで車が水につかったとき、450馬力のエンジンは止まってしまいました。レビット氏が車から脱出して高台に避難できたのは、不幸中の幸いでした。

真の友

小説「シェーン」は、開拓農民のジョー・スターレットと、彼の家に立ち寄った謎の流れ者シェーンが友情を育む物語です。そのきっかけは、ジョーの土地にあった大きな木の切り株を、いっしょに取り除いたことです。ジョーがシェーンを喧嘩から助けたり、シェーンがジョーの農地の世話を手伝ったりするうちに、ふたりの友情は深まっていきます。ふたりは互いを尊重し、互いに誠実を尽くしますが、その関係は「ふたりはひとりよりもまさっている…どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす」(伝4:9-10)という聖書のみことばを反映しています。

忠実な助け主

父は子どもの頃、農場で育ちました。家の手伝いとして、飼っていた豚に残飯をやらなければなりませんでしたが、この仕事が大嫌いでした。というのも、畜舎に入ったとたん、お腹を減らした豚に押し倒されそうになるからです。忠実なジャーマン・シェパード犬、シュガーベアがお供をしてくれなければ、到底やり遂げられなかったと言います。シュガーベアは父と豚の間に割って入り、父が仕事を終えるまで、豚を押し留めてくれました。

賢い老フクロウ

誰が書いたのか分かりませんが、ことば数に気をつけることの賢明さを説いた昔の詩があります。「賢い老フクロウが、樫の木にとまって、世の中を見ていた。見れば見るほど口数が減り、口数が減れば減るほど、たくさん耳を傾けた。どうしてみんな、この賢い老鳥みたいになれないの?」

フクロネズミの死んだふり

フクロネズミは死んだふりができます。その時、フクロネズミは舌がたれ下がり、身体がだらっとなって、脈も微弱になります。しかし、15分ほどすると回復します。興味深いことに、彼らが敵から身を守るために、意図的に死んだふりをするのではないと動物学者たちは言います。彼らは恐れおののき不安になると、無意識のうちに失神してしまうのです。

究極のいけにえ

中国の湖南省の孫水河で、人がおぼれかけているのを目にしたダン・ジンジエは、知らん顔で通り過ぎたりしませんでした。勇敢に川に飛び込むと、一家を助けました。なんとその家族は、彼がまだ水の中にいるのにその場を立ち去りました。悲しいことに、ジンジエは彼らの救助に疲れて力尽き、急流に飲み込まれて流され、溺れ死んでしまいました。