瀬戸際で
幼い娘は、不安気な表情でプール際に立っていました。まだ泳いだことがなく、水に慣れる練習を始めるところでした。インストラクターが水の中から腕を伸ばして彼女を待っています。それでも娘はためらい、その目には疑問がうかがえました。「ちゃんとつかまえてくれる?」「頭が水の中に入ったら、どうなるの?」
蛇が入った ケース
自然博物館で、赤いほっぺをしたよちよち歩きの子どもが、ガラスケースをパンパンと叩いていました。その中には「ビリー」という名前のいかつい蛇がいて、その小さな女の子をぎょろりと見ながら、ゆっくり動いていました。ビリーの身体は私の腕ぐらいの太さで、茶色と黄色の毒々しい模様でおおわれています。ビリーがケースから出られないのは分かっていますが、怖そうなへびが幼い子の近くにいるのですから、私はぞっとしてしまいました。
前より良い
私の子どもたちは赤ん坊の頃、ほぼ完璧な肌をしていました。かさかさした肘や膝の角質もなく柔らかくなめらかで、年齢相応の傷やたこなどの跡が残る私の肌とは大違いです。
アマニ
アマニはスワヒリ語で「平和」という意味ですが、テキサス州ダラスの動物園には、「アマニ」という名前のラブラドール・リトリーバーの子犬が、特別な友だちと共に暮らしています。その友だちとは2匹の赤ちゃんチーターです。動物学者たちは、チーターがアマニからリラックスすることを学べるかもしれないと考えて、3匹をいっしょにしました。犬は一般的に、多くの人に囲まれる場にいても神経質になることはありません。それで、いっしょに育てることで、チーターを落ち着かせる効果が期待できるのではないかと考えたのです。
オレンジか ミルクか
幼い娘に「男の子の赤ちゃんが遊びに来るよ」と告げると、彼女は大喜びしました。そして、食べ物をあげておもてなしをしようと、子どもらしい提案をしました。カウンターにある新鮮なオレンジがよいのではと思ったようです。そこで私は、赤ちゃんはまだミルクしか飲めないけれど、大きくなったらオレンジが食べられるようになると説明しました。
風のために労苦する
昨年カナダは大雨に見舞われ、トロント在住の弁護士ハワード・レビット氏は、水没した高速道路で2千万円もするフェラーリを失いました。単なる水たまりだと思って突っ込んでいくと、それは思ったより深く、その上、水かさがあっという間に増えていきました。フェンダーの高さまで車が水につかったとき、450馬力のエンジンは止まってしまいました。レビット氏が車から脱出して高台に避難できたのは、不幸中の幸いでした。
真の友
小説「シェーン」は、開拓農民のジョー・スターレットと、彼の家に立ち寄った謎の流れ者シェーンが友情を育む物語です。そのきっかけは、ジョーの土地にあった大きな木の切り株を、いっしょに取り除いたことです。ジョーがシェーンを喧嘩から助けたり、シェーンがジョーの農地の世話を手伝ったりするうちに、ふたりの友情は深まっていきます。ふたりは互いを尊重し、互いに誠実を尽くしますが、その関係は「ふたりはひとりよりもまさっている…どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす」(伝4:9-10)という聖書のみことばを反映しています。
忠実な助け主
父は子どもの頃、農場で育ちました。家の手伝いとして、飼っていた豚に残飯をやらなければなりませんでしたが、この仕事が大嫌いでした。というのも、畜舎に入ったとたん、お腹を減らした豚に押し倒されそうになるからです。忠実なジャーマン・シェパード犬、シュガーベアがお供をしてくれなければ、到底やり遂げられなかったと言います。シュガーベアは父と豚の間に割って入り、父が仕事を終えるまで、豚を押し留めてくれました。
賢い老フクロウ
誰が書いたのか分かりませんが、ことば数に気をつけることの賢明さを説いた昔の詩があります。「賢い老フクロウが、樫の木にとまって、世の中を見ていた。見れば見るほど口数が減り、口数が減れば減るほど、たくさん耳を傾けた。どうしてみんな、この賢い老鳥みたいになれないの?」