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寄稿一覧 Joanie Yoder

王にはできる

聖書のみことば:マタイ19:16-26

神にはどんなことでもできます。—マタイ19:26

誰でも子どものころには、お気に入りの童話があるものです。私は「鏡の国のアリス」 に登場するハンプティ・ダンプティをよく覚えています。大きな卵形をした体に細い足と腕がついていて塀の上に座っていますが、最後には落ちて粉々に砕けてしまいます。「そろって助けに行ったけど、とうとう元には戻らなかった」というくだりを読むたびに、子ども心にも、絶望的な状況というものの痛みを感じました。

その後、私は、キリストを救い主として自分の人生にお迎えしました。そして、どんな絶望的な人生でも立て直される、力強い主の御手があることを知りました。私は、麻薬に冒されて再生不可能のレッテルを貼られた人々が、キリストを信じることでまったく新しくされていく素晴らしい事実に、何度も立ち会いました。私は、ハンプティ・ダンプティの話に、こう付け加えることにしました。「王様の馬と兵隊にはできなかったけれど、王様にはできるんだ!」

もうやり直しはきかない、と思っていませんか。主の救いから来る助けが及ばないほど、ひどい絶望は存在しません。「神にはどんなことでもできます」と主は言われます(マタイ19:26)。どうしようもないほど壊れてしまった人生でも、あきらめないでください。どんな人生でも繕ってくださる王がおられます。

神の御手は壊れた心を繕ってくださる。

根気よく聞く

聖書のみことば:コロサイ3:18-25

父たちよ。子どもをおこらせてはいけません。彼らを気落ちさせないためです。 —コロサイ3:21

車に「今日、お子さんを抱きしめましたか」と問うステッカーが貼ってありました。これは、親の愛情は目に見える形で子に示さなければならない、と気づかせてくれます。親の愛情表現の大切な方法のひとつは、聴くことです。今日、お子さんの話に耳を傾けましたか。その答え如何(いかん)で、子どもの心に安心感、またはコンプレックスを与えています。

たとえば、タカシという少年が、母親から友人の誕生会へ行く準備をするように言われたとします。「でも、お母さん」と反論しようとすると、母親は即座に「口答えはしないで、手を洗って着替えなさい」と叱りました。「でも、お母さん」と、タカシも譲りません。「とにかく、言われた通りにしなさい」と再度彼の言葉をさえぎる母に、タカシは何度か反論を試みましたが、とうとう誕生日プレゼントを手に玄関から放り出されました。彼は扉をバタンと荒々しく閉めました。それに怒った母親が扉をガバッと開けると、タカシはこう言ったのです。「お母さん、お誕生会は明日だよ。」

コロサイ人への手紙3章21節で、パウロは「父たちよ。子どもをおこらせてはいけません。彼らを気落ちさせないためです」と記しています。親が自分の話に耳を傾けてくれないと、子どもは自分は関心を持たれていないのだと思い、失望します。

今日、時間を割いてお子さんの話を根気よく聴きましょう。耳を傾けることは、愛情を示す大切な方法です。

時間を取って耳を傾けると、愛しているということが伝わる。

特別だけれど甘やかさない

聖書のみことば:エペソ6:1-4

父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。—エペソ6:4

家族問題専門のカウンセラー、ジョン・ローズモンド氏は、「あなたのお子さんは、世界中の誰よりも特別な子どもですか」と尋ね、そして「もちろん、あなたにとってはそうですね」と答えます。

彼は、親が子どもに「あなたは私たちにとって、特別な存在だ」と伝えるのは健全であっても、「自分は他の人以上の特別な存在だ」と思わせるような育て方はよくない、と言います。そして、次のように警告します。「そういう子どもは、特別扱いされるのが当然と考え、わがままや、ねたみ、かんしゃくを起こして暴力をふるうことなどを正当化しがちです。」どうすれば、そうならずにすむのでしょう。

親が聖書のみことばを実践しているクリスチャンなら、正しいバランスを身につけることができるはずです。まず、子どもを甘やかすのではなく、その子は 神が創造されたかけがえのない存在であるとしっかり伝えましょう(詩139:13-16)。次に、誰もが罪人で、キリストの救いの恵みが必要であることを教えましょう(ロマ 3:23)。

この考えを子どもに伝える親は、「主の教育と訓戒によって育てなさい」(エペ6:4)という使徒パウロの指導をよく守っています。このようなしつけを受けた子どもは、自分が特別な存在だと感じながらも、わがままにならず成長していくでしょう。

甘やかされた子どもは欲しいものをもらえるが、賢い親は必要なものを与える。

祝福の木

恵みの賜物:キリストは大きなことをしてくださった

力ある方が、私に大きなことをしてくださいました。—ルカ1:49

事業に失敗した若い夫婦の話を読んだことがあります。ふたりにはクリスマスを祝うお金などほとんどありませんでした。年が明けたら、家を明け渡すことになっていました。それでも、クリスマスを台無しにしたくはなかったので、パーティを開くことにしました。ところが、クリスマスツリーの飾りは、たった一連のライトと、くるくると小さく巻かれリボンで結ばれた紙切れだけでした。

しかし、ふたりは顔を輝かせて「ようこそ、わが祝福の木へ」と招かれた客に言いました。「つらい時ではあったけれど、神は色々な方法で祝福してくださいました。それで、このツリーを神に捧げようと思います。それぞれの紙には、今年いただいた神の恵みが書かれています」と語りました。

この夫妻は、その後もさらなる試練に見舞われましたが、ひたすら主に心を向けました。「祝福の木」とともに祝ったクリスマスは最高に素晴らしいものだったと、よく話しました。「わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。力ある方が、私に大きなことをしてくださいました」(ルカ1:47-49)と、マリヤが言ったことに共感できると言います。

どんな困難もクリスマスを台無しにすることはありません。まして、キリストの価値が損なわれるはずがありません。主イエスに心を向け続けましょう。そして、主の祝福をみんなと分かち合う方法を探しましょう。 JOANIE YODER

クリスマスを意味あるものにするには、キリストを第一にすることだ。


聖書のみことば:ルカ1:46-55

46マリヤは言った。「わがたましいは主をあがめ、47わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。
48主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。ほんとうに、これから後、どの時代の人々も、私をしあわせ者と思うでしょう。49力ある方が、私に大きなことをしてくださいました。
その御名は聖く、50そのあわれみは、主を恐れかしこむ者に、代々にわたって及びます。51主は、御腕をもって力強いわざをなし、心の思いの高ぶっている者を追い散らし、52権力ある者を王位から引き降ろされます。低い者を高く引き上げ、53飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせないで追い返されました。54主はそのあわれみをいつまでも忘れないで、そのしもべイスラエルをお助けになりました。55私たちの父祖たち、アブラハムとその子孫に語られたとおりです。」

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祝福の木

聖書のみことば:ルカ1:46-55

力ある方が、私に大きなことをしてくださいました。—ルカ1:49

事業に失敗した若い夫婦の話を読んだことがあります。ふたりにはクリスマスを祝うお金などほとんどありませんでした。年が明けたら、家を明け渡すことになっていました。それでも、クリスマスを台無しにしたくはなかったので、パーティを開くことにしました。ところが、クリスマスツリーの飾りは、たった一連のライトと、くるくると小さく巻かれリボンで結ばれた紙切れだけでした。

しかし、ふたりは顔を輝かせて「ようこそ、わが祝福の木へ」と招かれた客に言いました。「つらい時ではあったけれど、神は色々な方法で祝福してくださいました。それで、このツリーを神に捧げようと思います。それぞれの紙には、今年いただいた神の恵みが書かれています」と語りました。

この夫妻は、その後もさらなる試練に見舞われましたが、ひたすら主に心を向けました。「祝福の木」とともに祝ったクリスマスは最高に素晴らしいものだったと、よく話しました。「わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます。力ある方が、私に大きなことをしてくださいました」(ルカ1:47-49)と、マリヤが言ったことに共感できると言います。

どんな困難もクリスマスを台無しにすることはありません。まして、キリストの価値が損なわれるはずがありません。主イエスに心を向け続けましょう。そして、主の祝福をみんなと分かち合う方法を探しましょう。

クリスマスを意味あるものにするには、キリストを第一にすることだ。

小さすぎる悩みはない

小さな子どもを持つ女性たちが、祈りが応えられて励まされた経験を分かち合っていましたが、その中のひとりが正直に告白しました。「神が抱えておられる世界規模の問題に比べたら、自分の悩みは些細なことに違いないので、それについて祈ることは自己中心な感じがして気がとがめます。」