目覚めより素晴らしい
警察の世話になるようなことをして、「世間に顔向けできない。あぁ、自分の人生はもう終わりだ!」と思ったところで目が覚めた、という経験はありますか。もしそれが、単なる悪夢でなければどうでしょう。その状況が、自分自身または家族の誰かの現実だったらどうでしょう。
バベルの塔計画
いっしょに何を建てているのかと、ふたりの作業員が聞かれました。ひとりはガレージを造っていると言い、もうひとりは大聖堂を建てていると答えました。翌日、レンガを積んでいたのはひとりだけでした。もうひとりはどこに行ったのかと聞くと、「ああ、彼はクビになりました。ガレージではなく大聖堂を造ると言い張ったので…」と答えました。
アインシュタインとイエス
アインシュタインといえば、ボサボサの髪、大きな目、機知に富んだ不思議な魅力を思い浮かべますが、それだけではありません。この人は、言うまでもなく、従来の世界観を転換させた天才物理学者です。有名な公式、E=mc2は科学に革命を起こし、核の時代をもたらしました。彼は「特殊相対性理論」で、宇宙の万物は運動しているので、あらゆる認識は観点によって変わると論じました。また、光速だけが、空間と時間、質量の尺度となりうる唯一の定数だと考えました。
奇跡の物質
グラファイト(黒鉛)の派生物を、CNN放送は「奇跡の素材」と呼びました。私たちの将来を大きく変える可能性があるからです。 「グラフェン」は原子一個分の厚さなので、この三次元世界に現れた、まさに二次元の物質だともてはやされています。ダイヤモンドよりも硬く、強度は鋼鉄の100倍以上、電気伝導率は銅の千倍以上、そしてゴムよりもしなやかです。
すべてをささげる価値がある
ライオンに食べられるクリスチャンを見物する、というローマの娯楽は4世紀末には止んでいましたが、剣闘士の決闘は続いていました。ところが、大胆にも観客の中から飛び出して、剣闘士に殺し合いを止めさせようとした人がいました。彼の名はテレマコス。砂漠に住む修道士で、休暇でローマに来ていましたが、この血に飢えた人気興業に耐えられなくなりました。5世紀の教会歴史家で司教でもあったテオドレトスによると、テレマコスは大声をあげて暴力を止めさせようとしましたが、群衆に投石され、逆に殺されてしまいました。皇帝ホノリウスは、彼の勇気を耳にして、剣闘士の競技を中止するように命じました。
答えは明らか
神より偉大で悪魔よりも邪悪なもの。貧乏人は持っている。金持ちにはない。もしそれを食べると死んでしまう…。こんななぞなぞに当惑し、あれこれ考えすぎて、「そんなものは無い」という当然の答えを外してしまいました。
生存者の思い
韓国の旅客フェリー沈没事故の際に救出された71歳の女性は、自分が助かったことに自責の念を感じていました。多くの若い命が失われたのに、年配の自分が助かるべきだったのだろうかと、病院のベッドで語りました。また、もうダメだと思ったとき、自分を水中から引き上げてくれた青年の名前が分からないことを嘆いて、「せめて、その人に食事を御馳走したい。手を握り、抱きしめて、感謝の気持ちを伝えたい」と言いました。
俊足チーター
アフリカに生息するチーターは、走り出してすぐに時速112キロに達しますが、長距離走は苦手です。BBC放送のニュースによると、ケニヤ北東部にある村の男性4人は、2匹のチーターと6.5キロ走って、チーターに勝ったそうです。
家探しの蟻
ブリストル大学の研究者によると、ヨーロッパの岩蟻は人間以上に住宅市場を熟知していると言えるかもしれません。蟻の一族は偵察隊を使って、絶えず自分たち共同体の生活状況を観察しているそうです。蟻は研究者も驚くような複雑な社会的能力を駆使して力を合わせ、女王蟻とその幼虫のために、広さ、暗さ、また安全性に富んだ最高の住居を提供しようとします。