寄稿者

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Marvin Williams

Marvin Williams

マービン・ウィリアムス氏は、2007年に「デイリーブレッド」の寄稿者として加わりました。ウィリアムス氏は、ミシガン州ランシングにあるトリニティ教会の主任教育担当牧師です。妻トニアとの間に3人の子どもがあります。

寄稿一覧 Marvin Williams

長丁場に備えて

米国で2006年に千人以上の成人を対象に行われた調査によると、ほとんどの人が17分以上行列に並ぶことに耐えられず、9分以上の電話の保留にも耐えられないそうです。

父のことばを覚えていた

ジム・デビッドソンはレーニア山を下山中、スノー・ブリッジが崩れてクレバス(氷の壁のひび割れ)に落ちました。暗い氷の壁の狭間に傷だらけで立っていると、子どもの頃の思い出がよみがえってきました。逆境に負けずに突き進めば、大きなことを達成できると、何度も語ってくれた父親のことです。その言葉がその後の5時間、ジムを支えました。不十分な装備で切り立つ氷の壁を這い上がり、暗黒の世界から生還したのです。

造り変えられる

クリス・シンプソンは憎しみを糧に生きていました。第一子を亡くしたことで迷い、怒りに満たされていったからです。その怒りを他人種の人たちに向け、憎しみを表現する刺青を体中に彫っていました。

パンのない人生

色々な食べ物を自由に選べる今日の社会では、パンは必要不可欠な食品ではありません。様々な理由でパンを食べない生活をする人もいます。しかし、一世紀の中東ではパンは必需品でした。パンのない食事など全く考えられませんでした。

褒める

最近、20万人の労働者を対象に、自らの生産性を向上させるために何が必要かというアンケート調査が行われました。その中で、上司に要望することがらの第一位だったのは、褒めることと認めることでした。この調査は、褒められることや認められることが、人間の基本的欲求であることを示唆しています。

スローなペース

作家ブルース・フェイラーは、大腿骨に癌があると診断され、誰かに支えてもらわなくては歩くことができない、という状況が一年以上も続きました。松葉杖を使ってひとりで歩き回ることを覚え、そして、ゆっくりしたペースで生活することをありがたく思うようになりました。フェイラーは「この経験から得た最大の教訓は、スローなペースで生きるという発想です」と語りました。

お気に入り

アメリカ、オーストラリアなどには「パンドラ」というインターネットの音楽ストリーミングサービスがあります。これを用いると、好みの音楽だけが流れる独自のラジオ局を作ることができます。流れている音楽に対して、「お気に入り」、または「気に入らない」マークをクリックして楽曲を評価していくと、やがて自分の好みの曲だけが流れるようになるのです。

険しい道

ジョン・パイパーは、著書「神の摂理は甘くて苦い」の中で次のように述べています。「人生は、ひとつの祝福から次の祝福へと続き、最終的に天国に至る、という一直線の道ではない。人生は曲がりくねった困難な道だ…困ったことが起こると神が現れて、尻拭いをしてくださる、ということではない。神は策を練って困った問題を管理し、神の遠大な目的のために、それを用いられる。神の目的は、私たちの徳を高め、イエス・キリストの栄光を表すことだ。」

全部のことばが重要

キム・ピークは、サヴァン症候群(並外れた記憶力を持つ)で、シェークスピアの全作品を暗記していました。あるとき「十二夜」を観劇していて、役者が台詞の中の単語をひとつ飛ばしてしまったことに気づきました。そして突然、「ストップ」と言って立ち上がったのです。役者は謝罪しましたが、それを気にする人はいないだろうとも言いました。するとピークは答えました。「シェークスピアは気にすると思いますよ。」