前進する
私は「アメージング・レース」というテレビ番組が好きです。10組のふたり組の挑戦者が外国に放り出され、公共交通機関や自転車、または徒歩で、ある場所から別の場所を目指し、各々の場所でクリアすべき課題を与えられつつ競争します。そして一番早く目的地にたどり着いた組が、賞金100万ドルを獲得します。
すべてのことを働かせる
妻は素晴らしい蒸し料理を作ります。かたまり肉を薄切りのジャガイモとサツマイモ、セロリ、マッシュルーム、人参、玉ねぎと一緒に鍋の中に入れて、長時間蒸します。6、7時間経つと、家中が美味しそうな匂いでいっぱいです。鍋の中の具材が相まって、個々では成し得ない美味しさを作り出すのです。最初のひと口は最高です。時間はかかりますが、それを待つ甲斐は十分にあります。
美しい調和
大型の肉食動物3頭が、互いに寄り添ったり、一緒に遊んだりというのは、非常にまれな光景です。ところが、ジョージア州のノアの箱舟動物園では、それが毎日見られます。何か月も世話をされず、虐待されていたライオン、ベンガルトラ、黒クマの3頭が2001年、この動物園に保護されました。そのとき3頭を別々に飼うこともできたのですが、「家族のようにやって来たから」との理由で、一緒にしておくことにしたそうです。虐待されているときも、互いの存在が慰めだったようです。この3頭は別々の動物であるにもかかわらず、今でも仲良く暮らしています。
警告
ベビーカーには「折りたたむ前に、子供を取り出してください」、防塵マスクには「酸素は供給しません」、原付きバイクには「使用中には動くので注意してください」という警告文がついていました。聖書の登場人物ナバルにつけるべき警告文は、「愚か者は愚かな行為をするので注意してください」かもしれません(Ⅰサム25章参照)。
礼拝の門
偉大な都市と呼ばれる所に入るとき、門を通ることがあります。例えば、ブランデンブルク門(ベルリン)やヤッファ門(エルサレム)、ダウニング街の門(ロンドン)などです。その目的が防衛であれ、何かの記念であれ、門は内と外を区別します。皆に開放されている門もあれば、限られた人たちにしか開かれていない門もあります。
比べずにはいられない
ハーバード・ビジネス・スクールのデロング教授は、同僚や学生たちが困った強迫観念に捕らわれている、と気づきました。それは、自分を人と比べずにはいられないというものです。どんどんその傾向が強くなっており、企業の幹部、ウォール街のアナリスト、弁護士、医者、また他の専門職の人たちも、自分の成功と他人の成功を比べてばかりいるといいます。教授によると、これは個人にも企業にも良くないそうです。成功の基準が内ではなく外にあると、満足度や献身度が落ちるからです。
登りつづけなさい
リチャードは友人のケビンとザイルでつながれて、ロッククライミングをしていました。疲れ果てて、地面に下ろしてくれと頼むとケビンは、ここまで来てあきらめてはいけないと励ましました。リチャードは空中で中ぶらりになりながら、登りつづける決心をしました。すると驚いたことに、再び岩を捕えられたのです。そしてついに登頂しました。励ましという友人のひと押しが、それを可能にしたのです。
聖霊は運ぶ
最近まで、アイルランドの田舎には番地や郵便番号がありませんでした。同姓同名の人がいた場合、郵便はまず、ここに古くから住んでいる人のところに届きます。彼がそれは自分宛てではないと言うと、次に住民になった人の所に行きます。ですから、新参者は自分の郵便物をすぐにはもらえません。しかし、この面倒な状況に終止符を打とうと、アイルランド政府はついに郵便番号を導入しました。
わたしについて来なさい
そのフィットネスクラブは、20キロ以上の減量と生活改善を目標にする人たちだけが入会できます。メンバーのひとりは、以前のクラブでは痩せて健康的な人たちが、そうは見えない自分をじろじろ見て軽蔑されているように感じたと言いました。今では週5日ここに通い、温かく励ましてもらって健康的に減量しているそうです。