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Mike Wittmer

Mike Wittmer

マイク・ウィトマー氏は、グランドラピッツ神学校の組織神学教授です。ウィトマー氏の著書には、「Heaven Is a Place on Earth, Don’t Stop Believing」「The Last Enemy」 (Discovery House)「Despite Doubt 」(Discovery House)「Becoming Worldly Saints」があります。ウィトマー氏と妻ジュリーには十代の子どもが3人あり、子育てに忙しくて趣味を楽しむ時間はないと言います。時間があるときは、クリーブランドのスポーツチームの応援、アジア料理を食べること、神学に関する執筆を楽しみます。

寄稿一覧 Mike Wittmer

受け入れられる

女優サリー・フィールドは、1985年、2度目のアカデミー賞を受賞した時、次のように語りました。「何より欲しかったのは皆さんの敬意です。初受賞の時はそれを感じられなかった。でも、今回は違います。皆さんに好かれていることを、今、私は否定できません」

天の父を呼ぶ

米国のハリー・トルーマン大統領が、第2次世界大戦の終結を宣言した数分後、ミズーリ州グランドビューの小さな家の電話が鳴り、92歳の女性が席を立ちました。「もしもし。ええ、元気よ。はい、はい、ずっとラジオを聴いていたわ。できればこっちにも来てちょうだい。それじゃあね」。そして、客のところに戻ると、「今のは息子のハリー。素晴らしい子よ。電話があると思ったわ。何かが決着すると、いつも電話をくれるから」と言いました。

礼拝の家

第2次世界大戦中に下院が爆撃された時、チャーチル首相は、元の形に再建すべきと述べました。鼻を突き合わせて議論できるように狭く、議員が中央で動き回れるように長方形に、と。これが右左両派が向かい合い、立場の変更は慎重な討議の後に、という英国の政党制度を維持しました。彼は「我々は建物の形を決めるが、その形が後々私たちの在り方を形成する」と述べました。

偶像

その時、教会にいた男性たちは、皆、80歳近くだったのに、若い頃と同様、情欲と闘っていると言いました。彼らは日々、主に従うと誓い、失敗すると告白して赦(ゆる)しを求めました。敬虔(けいけん)な老人が、未熟な若者と同じ誘惑と苦闘していると聞いて驚きましたが、当然かもしれません。「偶像」とは、神に取って代わろうと企むもので、その手の誘惑は、克服したと思っても、時を経て再現するからです。

信仰の切れ味

映画『ロッキー』は、粗野なボクサーの話です。彼は過酷なトレーニングを乗り越えヘビー級のチャンピオンになります。そして『ロッキーⅢ』では、成功に溺れて「切れ味」を失い挑戦者にKO負けした後、再び強くなろうと奮闘します。

実のあるキリスト者

シンディは非営利団体に転職し、違いを生む仕事に関われると興奮していました。しかし、同僚たちの熱意の無さやパフォーマンスの低さに失望しました。遠目には素晴らしくても、近くで見るとがっかりでした。

皆に愛される訳

飛行機で隣り合わせた女性は無宗教の移民だそうですが、近所の人たちは教会に行くと言います。それでどうですか、と尋ねると、とても恩返しできないと言いました。障害者の父親のためにスロープを作ったり、介護ベッドなどを提供したりしてくれたそうです。「あんなに親切になれるなら、みんなクリスチャンになるべきです」と言いました。

見ず知らずの人を歓迎

ダニエル・ナエリの著書『悲しいことはなかったと同じ』は、彼と母、妹が迫害を逃れ、難民キャンプを経て米国にたどり着いた壮絶な実話です。面識の無い老夫婦が保証人になってくれました。彼は今でも、あの感動を忘れられないと言います。「信じられますか。私たちが悪人だったら、彼らは責任を負わされるのです。これほど勇敢で、親切で、無謀なことはありません」と。

傷痕から学ぶ

再発がんの手術を終え、フェイは腹部の傷痕に手を触れました。今回は胃の一部を切除して、大きな傷痕が残りました。それは事の重大性を物語っています。彼女は夫に言いました。「この傷痕は、これまでのがんの苦痛か、癒やしの始まりかを表すシンボルね。私は後者を選択するわ」