どうしてこんなことに
ティファニーは真っ暗なエア・カナダ機の中で目を覚ましました。シートベルトはしたままです。乗客は皆降りてしまい、駐機場に停まっています。どうして誰も起こしてくれなかったのでしょう。どうしてこんなことに…。眠気を振り払って、記憶をたどろうとしました。
恵みは型にはまらない
トムはボブの経営する会社の顧問弁護士でしたが、その会社の金を横領しました。ボブは怒り心頭でしたが、トムが己の行為を恥じ、悔いているのを知ったキリスト者の副社長は、訴訟を取り下げ、それなりの給与で雇って弁償できるようにしてやってはどうかと進言しました。その通りにすると、トムは恩義に報いようと懸命に働きました。
バックアップ
サムは個人年金口座を、毎日2回、必ず確認します。30年間掛け金を払い、株が上がったおかげで、やっと年金だけで暮らせる額になりましたが、株価が下がらなければの話です。それで不安なのです。
写真に割り込む
私は手を挙げました。牧師がイエスの生涯に関する難しい質問をしましたが、その話を読んだばかりだったので、答えられると思ったのです。私も聖書を教える身ですから、きちんと分かっているし、それを皆に伝えたい気持ちもありました。しかし、もし間違えていたら恥をかくと思うと手が下がっていきました。何という自意識でしょう。
難題に向き合う
トムは、後先考えず3人の自転車泥棒を追いかけました。彼らは振り返り、そして驚いたことに、自転車を投げ出して逃げて行きました。トムはほっとし、自分を褒めたい気分で、自転車を起こしました。そして振り向くと、筋骨隆々の友人ジェフが駆けつけていたのです。
その道を進む
日没後、私はリー・バオの後について中国奥地の山岳地帯を歩いていました。そこは初めての道。一歩先がやっと見える程度で、谷側の斜面がどれほど急なのか分かりません。私は緊張しつつ、リーにぴったりくっついていました。どこへ向かっているのか、あとどれくらいかかるのか分かりません。ただ、この友人を信じました。私はイエスの弟子、トマスと同じ状況にいたのです。
ただ神を拝する
ホセは良いイベントで有名な教会の牧師でしたが、忙しい教会活動が、商業的になっていないか心配でした。そこで、教会が健全な理由で成長しているのか、またはイベント頼みなのかを確かめようと一年間、これらの行事を廃止しました。そして神を礼拝する生きた宮になることに専念しようと教会を励ましました。
賛美の声をあげよ
地図の真ん中に何があるかを見れば、その地図がどこで描かれたか分かると一般的には言えるでしょう。人は自分のいる場所を世界の中心だと考えがちなので、そこに点を打ち、そこから描き始めるからです。近くの街は北に80キロか、車で南に半日の距離かもしれませんが、すべては自分のいる場所を基準に表現します。ところが詩篇は、旧約聖書に述べられた神の地上の住まい、つまり、エルサレムを中心としました。
行くよー、はい、行った!
いたずら好きのアーティスト、バンクシーは、またもやってくれました。ロンドンのサザビーズ・オークションハウスで、彼の作品「風船と少女」が1億5千万円で落札された時、「落札!」という競売人の大声に続いて警報器が鳴り、絵は額縁に仕掛けられたシュレッダーに滑り落ちて、半分が短冊状になりました。バンクシーは「行くよー、はい、行った!」 とタイトルをつけ、呆然とする入札者たちの写真をSNSに投稿しました。