Poh Fang Chia | デイリーブレッド公式サイト  - Part 9

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Poh Fang Chia

Poh Fang Chia

ポー・ファン・チア氏は、15 歳でイエスを救い主として受け入れました。同時に、心に触れる本を書きたいという思いを神に伝えました。チア氏は2014年から「デイリーブレッド」の著者として加わり、コピーエディターとしてシンガポール事務所で神に仕えています。

寄稿一覧 Poh Fang Chia

平凡な人たち

ギデオンの話、士師記6章は、私を励ましてくれます。ギデオンは平凡な人でした。彼は農夫で、臆病な性格でした。神は、イスラエル人をミデヤン人から救いなさいとギデオンを召されましたが、彼の最初の返答は「ああ、主よ。私にどのようにしてイスラエルを救うことができましょう。ご存じのように、私の分団はマナセのうちで最も弱く、私は父の家で一番若いのです」でした (士6:15)。神は、ご自分がギデオンと共にいるので、命じられたことを成就できると約束されました(16節)。ギデオンの従順はイスラエルに勝利をもたらし、彼は信仰の偉大な勇士のひとりに数えられています(ヘブ11:32)。

父はともにいる

孤独に苦しむ友人は、フェイスブックにこんな書き込みをしました。 「ひとりぼっちだと感じるのは、友だちがいないからじゃない。私にはたくさんの友だちがいる。話をしたり、支えたり、認めてくれる人、私のことを心にかけ心配してくれる友がいる。でも、彼らは、いつもいっしょにいるわけじゃないし、どんなときにもいてくれるわけじゃない。」

あなたの話をして!

元受刑者で、クリスチャンになって間もないマイケル・ディンスモアは、ある日、刑務所で証をしました。その後、数名の受刑者が「こんな面白い集会は初めてだ!」と言いに来てくれました。神が自分の単純な話を用いられたことに、マイケルは驚きました。

走り寄る父

息子の帰りを待ちわびていた父は、毎日、家から延びる道の向こうを見ていました。そして夜になると、がっかりして床に就きました。しかし、ある日、小さな点が見えました。やがて赤く染まった空に人影が見えました。あの子ではないだろうか…歩き方に見覚えがあります。そして、あの子にちがいないと思うや、「まだ家までは遠かったのに…彼を見つけ、かわいそうに思い、走り寄って彼を抱き、口づけし」ました(ルカ15:20)。中東の文化では、族長が走るなどということは威厳を損なうことでしたから、これは尋常ではありません。しかし、この父は、息子が帰還した喜びを抑えきれませんでした。

何事にも定まった時期が

あなたが私のようなタイプの人なら、何かを頼まれると断るのが苦手でしょう。それが、ボランティアやチャリティーなど人助けにつながるような場合は特にそうです。自分の優先順位を考えて断るべき正当な理由があったとしても、罪意識を感じたり、クリスチャンとして良い証を立てていないように思ったりします。

中国のことわざ

中国のことわざは日常を取り扱った内容が多く、その背景に物語がある場合がほとんどです。「苗をひっぱって生育を助ける」ということわざは、宋の時代のせっかちな人の話が出所です。彼は米を植えたあと、その生育を心待ちにしていましたが、ふとあることを思いつきました。すべての稲を、少し上に引っ張るのです。この作業を一生懸命した後、水田を見渡すと、稲が伸びて「育った」ように見えました。彼は大喜びしましたが、その喜びは長つづきしませんでした。翌日、稲はしおれ始めました。根が地中に少ししか入っていなかったからです。

閉まるドア

警報音が鳴り、駈け込み乗車をしないようにアナウンスがあって、電車のドアが閉まろうとしていました。ところが、まだ数名は電車に飛び乗ろうとしました。そんなこんなで、ひとりが扉に挟まってしまいました。幸いにも扉はすぐに開いて、その人は無事に電車に乗り込みました。ほんの4分もすれば次の電車が来るのに、なぜそんな危険なことをするのでしょう。私にはよく分かりません。

ラブレター

朝出勤すると、すべてのメールの確認をします。まずは一通り目を通すだけですが、中には、すぐに開いて読みたいメールもあります。そう、大好きな人からのメールです。

友と私

昔コンスタンティノープルの主教を務めたヨハネ・クリソストム(347~407年)は、友情について次のように語りました。「友情とはこのようなものである。すなわち、友情を通して、その土地や季節を愛する。花が周囲にかぐわしい花びらを散らすように、友は、友がいるというだけで、その土地を好きにならせてくれる。」