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Tim Gustafson

Tim Gustafson

ティム・グスタフソン氏は、「デイリーブレッド」と「Our Daily Journey」のライター、そして「探求の書シリーズ」の編集者として主に仕えています。宣教師の養子としてガーナで育ったので、欧米の生活を全く別の視点で見ることができます。ティムと妻リサとの間には、ひとりの娘と7人の息子がいます。大好きな聖書のみことばは、「みなしごの父、やもめのさばき人は 聖なる住まいにおられる神。神は孤独な者を家に住まわせ、捕らわれ人を導き出して栄えさせられる」(詩篇68:5-6)ですが、それは驚くに値しないかもしれません。

寄稿一覧 Tim Gustafson

お金

若かった頃、仕事というより神の召しを感じて働いていたのに、別の会社から声をかけられたことがありました。その会社に移れば給料は格段に上がり、家族に経済的な恩恵を享受させられることは確実でした。しかし問題は、今の仕事が大好きで召命を感じていたので、転職について考えたことは無かったのです。ただ、お金が…。

夜空を見る

家庭や仕事の問題に悩んでいたマットは、春の夕暮れの風に誘われて散歩に出かけました。空の色が青から黒に変わる頃、沼地に霧が立ち込めます。星が見え始めたのは、東の空に満月が顔を出す前触れです。これはマットにとって、神を感じる時間でした。彼は思いました。「神はそこにおられる。だから大丈夫だ。」

しるしと気持ち

知り合いの青年は、しるしをくださいといつも神に求めます。それは必ずしも悪いとは言えませんが、彼の場合は、自分の気持ちがオーケーかどうかをしるしによって確かめたいのです。例えば「神さま、○○をしても良いですか。もし良いなら、○○が起こるようにしてください。そうすれば、あなたのみこころが分かりますから」と祈ります。彼は今、これで困った状況にいます。彼の気持ちは、○○ならばと祈ったしるしによって別れた女性とやり直すことなのですが、彼女の方は、それは神のみこころではないと堅く信じています。

力ある勝利者

私たちは良い政治を願って投票し、公正、平等、正義のために発言します。しかし、政治には人の心の状態を変える力はありません。

兄弟姉妹

南カリフォルニアの経済が低迷した時、ボブ・ジョンソン牧師は、困難にだけではなく、チャンスにも目を留めました。市長に面会を要請して、市のために教会ができることはあるかと尋ねました。市長は驚きました。普通、人は助けを求めて陳情に来ますが、この牧師は、教会員ともども働くと言ってきたのです。

常識を覆す

荒野の旅は大変ですが、アウトドア派の人たちにとっては魅力的です。そこではフィルター付きの水筒を持参し、途中の川などで給水します。この水筒は傾けても水が出ません。ここから飲むには、通常と正反対のことをします。つまり、水筒に思いっきり息を吹き込むと、水がフィルターを通って出てくるのです。

よそ者はいない

子どもの頃に住んだガーナの田舎町には「ごはんの時は、友だちなし」ということわざがありました。食べ物は貴重でしたから、町の人であれ、よそ者であれ、食事どきの訪問は礼儀に反していました。ところが、一時期住んでいたフィリピンでは違います。食事どきに家に行くと、食べ物が十分あろうがなかろうが、一緒に食べるように強く勧められます。文化の違いには、それぞれの理由があるのです。

良い信仰、悪い信仰

信仰を持つべきだと言われますが、どういう意味でしょう。どんな信仰でも良いのでしょうか。「自分自身を信じなさい。自分の内には、どんな障害よりも優れたものがあると信じなさい」とは、一世紀前に積極思考の人が書いた言葉です。聞こえは良いですが、現実はそれほど甘くありません。私たちは、自分より大きなものを信じなくてはなりません。

大切なことば

デイリーブレッドの駆け出し編集者だった頃、表紙に載せる聖書のみことばを選んでいました。しばらくすると、このみことば選びにどんな意味があるのだろうと思い始めました。そんなときです。息子のために20年以上も祈ってきたという読者から、手紙が来ました。その息子はずっとイエスを避けていましたが、ある日、実家に立ち寄り、テーブルの上にあった「デイリーブレッド」の表紙の聖句に目を留めました。聖霊はそのみことばを用いて悔い改めを促し、彼は回心して、その場でイエスの救いを求めて祈ったそうです。